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Uniface : ウィキペディア日本語版
Uniface[ゆにふぇいす]
Unifaceは、携帯メインフレームWebSOAWindowsJEEとNETの環境で動作するエンタープライズアプリケーションを開発、実行するプラットホームである。Unifaceアプリケーションは、データベースとプラットホームに依存しない。Unifaceで作成されたアプリケーションは主なデータベース製品と統合を可能にする“インテグレーションフレームワーク”を提供する。
例えばメインフレームの製品(CICSIMS)、Webサービス、SMTPPOP電子メール、LDAPディレクトリ.NETCC++プログラムJavaとの統合を実現する。そして、Windows、Windows MobileUnixや(いろいろな)LinuxIBM iSeries/AS400z/OSVMSの下で稼動する。
Unifaceは、企業に不可欠なビジネスプロセスもサポートしており、重要な企業データを維持する複雑なシステムで利用が可能。
例えば、Webオンラインショッピング、金融取引、給与管理や在庫管理です。現在Unifaceは30カ国以上の数千社で使われている。そして、インストールベースでは数百万ライセンスにも上る。作成可能なUnifaceアプリケーションは、クライアント/サーバアプリケーションからWebアプリケーションの範囲に及ぶ。そして、データエントリー処理から、ワークフロー業務もカバーし、同様にイントラネット及び、インターネットを利用したポータルからアクセスも可能。Unifaceは1984年Inside Automationによってオランダで誕生し、後にUniface B.V.へとなる。そして1994年 デトロイトに拠点を置くCompuware社によって買収される。2014年には Marlin Equity Partners の買収により、オランダ アムステルダムに本社を構え、ワールドワイドにオフィスを持ったUniface B.V.へと戻る。

== Uniface Products(ユニフェイス プロダクト) ==
Uniface基盤は開発環境と実行環境を提供し、大部分はUniface Application Platform Suite(APS)のパッケージで提供される。APSには以下の製品を含む。

* Uniface Development Environment(ユニフェイス開発環境)— アプリケーション開発時にモデル化、実装、コンパイル、デバッグ、配布を行う統合した開発環境
* Uniface Flow(ユニフェイスフロー) — ビジネスプロセスを開発、展開するための環境
* Uniface View(ユニフェイスビュー) —Webドキュメント、データベースレポート、エンタープライズアプリケーションをユーザに整理されたデスクトップとして提供す る環境(アプリケーション統合ポータルの開発・実行環境)

Unifaceアプリケーション(開発環境、Uniface FlowとUniface Viewも含む)は、実行時に一般的なインフラ(システム環境)で稼動する。
* Uniface Runtime Engine(ランタイムエンジン)— コンパイルされたアプリケーション コンポーネントとライブラリを特定のプラットホームで実行する。
* Uniface Router(ルータ) — Unifaceアプリケーションのプロセス間通信を請け負うマルチスレッドのプロセス。Uniface Serverプロセスの開始、終了、ロードバランシングを行う。更にUnifaceプロセスの間のメッセージング処理も行う。
* Uniface Server (サーバ)— Unifaceクライアントからサーバ資源にアクセスを行ったり、サーバ上のコンポーネントを実行することができるサーバ上のプロセス。アプリケーションサーバ、データサーバとファイルサーバの働きをする。
* Uniface Repository(リポジトリ)— 開発時のプロパティ、プロセス、組織モデル、ポータル定義を保存する。
* Web server(Webサーバ)— UnifaceはWebアプリケーションを開発、テストする環境のためにApache Tomcat Serverをバンドルする。しかし、WebサーバはTomcatにとらわれず、全ての製品を利用することが可能。
* Servlets— Uniface Webアプリケーション(Webサービス)のためにWebServerとUniface Serverの間のコミュニケーションを行うJavaサーブレットを提供する。
* Database connectors— Unifaceがさまざまなデータベースとコミュニケーションを取るドライバを提供する。
* Integration tools— Unifaceとサードパーティ製アプリケーション(Java、CICS、IMS、LDAP、SMTP、POP、オペレーティングシステム命令、COM、その他)間のコミュニケーションを行うためのドライバ、コンポーネント及びAPIを提供する。

そのうえ、Uniface JTi(Java Thin Client Interface)は、Unifaceのクライアント/サーバアプリケーションをインターネットに接続している全てのコンピュータから実行させることができる。

Unifaceを記述するアプリケーションコードは手続き型言語であり、“PROCコード”と呼ばれる。Unifaceはカーネルとデフォルトコードによって、入出力ロジックの大部分を自動化する。ゆえにデフォルト機能の大部分はPROCコードを記述する必要はない。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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