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思春期乳腺肥大症(ししゅんきにゅうせんひだいしょう VBH)は、乳房に過度の成長を生じる珍しい病気「乳腺肥大症」の一種で、この症状は思春期に発生する。 この病気の原因は、女性ホルモン、エストロゲン、プロゲステロンなどに対する過敏症である。VBHの症状は、乳房の肥大(大きくなること)である。一般に、VBHが発症するのは、初潮の1年前後である。 乳房の発達(乳房発育)する時期は途中で初潮を挟む約4年間である。〔バストと初経のヒミツの関係 〕〔ワコール探検隊|「少女」から「おとな」へ約4年間で変化する成長期のバスト 〕〔〕 肥大の程度は、患者によって異なる。重症の場合、乳房の重さが片方で10Kgを超えてしまうこともある。ある医学研究によれば、最も重くなった乳房は30Kgもあった。 通常、VBHになると、乳頭にも肥大が起こり、これが桁外れの大きさに成長することがある。また、きわめて重症の場合には、陰核の肥大が起こることもある。 このような極端な乳房の大きさや重さは、それ以外の問題の原因になることもある。たとえば、頭痛、頚痛、上背痛や腰痛、指の麻痺や刺痛などを訴える患者も多い。 また、乳房の重さのせいで、ブラジャーのストラップが肩に陥凹(へこみ)をつくり、その慢性的な刺激によって消えない傷跡を残すこともある。特に、天候が暖かいときには、乳房の下にひどい発疹ができることも多い。 この乳房の成長は、徐々にではなく、「成長スパート」として起こる。VBHの女性は、乳房がまったく、もしくは、ほとんど成長しない期間の合間に、乳房が短期間で急速に成長する「成長スパート」を経験する。この急成長は、激しい身体的な不快感を引き起こす。その主な症状は、皮膚の赤みやかゆみ、そしてときに乳房全般の痛みである。 この症状を治療する方法は、現在のところ、乳房縮小手術しかない。 == 外部リンク == * 米国議会図書館 - 健康な乳房: 入門 (英語) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「思春期乳腺肥大症」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hypertrophy of breast 」があります。 スポンサード リンク
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