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Virtual Battlespace(VBS)は、アメリカ海兵隊・アメリカ陸軍・オーストラリア国防軍や英国防省など世界各国の軍事機関で採用されているWindows用の軍事教練用シミュレータ。 FPSゲームのArmA: Cold War Assault (Operation Flashpoint: Cold War Crisis) 及びArmA: Armed Assault (ArmA) 、ArmA2から派生したソフトウェア、いわゆるシリアスゲームの一種である。 == 概要 == 主な開発元はBohemia Interactive Australia (BIA) 及びBohemia Interactive Simulations(BISim)である。これはOperation Flashpoint: Cold War Crisis (OFP: CWC) を開発した事で知られるチェコのコンピュータゲーム開発会社、Bohemia Interactive Studio (BIS) の分社である。世界各国の軍事機関向けに軍事訓練シミュレーションプログラムであるVirtual Battlespace (VBS) を開発・販売しており、2002年にOFP: CWCのエンジンを元に開発されたVBS1、2007年にArmAのエンジンを元に開発されたVBS2をリリースしている。またVBS2は2012年のアップデート(v2.0)にてエンジンがArmA2ベースのものに更新された。 VBSの成功は軍事用シミュレータとゲーム技術の融合の具体例の一つである。 VBSはVirtual Battlespaceの略(VBS1の開発当初はVirtual Battlefield Systems 1と呼ばれていた)であるが、製品名ではVBS1・VBS2として販売されている。一般にもオンラインで販売されているが、一般市場向け製品にはないシミュレータとしての要素や機能が複数追加されている為、OFPやArmAといった一般市場向け製品と比べるとずっと高価である(イギリスでの店頭価格でOperation Flashpoint: Game of the Year Editionが9.99ポンド(約20ドル)、ArmA: Armed Assault Gold Editionが希望小売価格29.99ポンド(約60ドル)であるので対し、VBS1は150~780ドル、VBS2は1500ドルである)。 訓練用シミュレータとしては、連邦、州、地方政府機関などの、 統合的な戦術訓練および各種緊急対応訓練用として設計されている。 ArmAシリーズ由来の広大なマップ仕様、強力かつ優れたミッションエディタ機能、各種アドオン仕様により、 様々なシミュレーションシナリオを容易に追加していくことができ、 更にはVBS独自のレビュー機能などにより結果の解析も行えるというのも大きな売りとされている。 元となったArmA: Cold War Assault (Operation Flashpoint: Cold War Crisis)、 ArmA: Armed Assaultと比べると基礎仕様にも変化があり、UIの改善や、状況識別に役立つ類の演出の追加に加え、 AIの挙動、プレイヤーキャラの性能などがよりリアルに設定されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Virtual Battlespace」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 VBS1 」があります。 スポンサード リンク
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