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VSOP計画 () は、宇宙科学研究所(現宇宙航空研究開発機構)・国立天文台で研究・開発・運用が行われたスペースVLBI計画である。 == 計画の経緯 == 1980年代後半、宇宙科学研究所及び国立天文台にて議論が行われ、宇宙に展開できるタイプの電波望遠鏡構築に関する研究が始まる。工学試験衛星として、1992年の宇宙計画委員会にて、承認を受け、開発が始まる。心臓部の受信装置、並びに、衛星観測に必要な運用ソフトウエアの開発が国立天文台にて行われ、衛星本体及び太陽電池モジュール、展開型の宇宙アンテナの開発が宇宙科学研究所にて行われる。 1997年2月12日に打ち上げられた人工衛星はるか(MUSES-B)を用いて、世界各国の電波望遠鏡とともに長大な基線を持つ干渉計(VLBI)を構成し、遠方の銀河やクェーサーの観測に成果をあげた。予定では4年間の運用であったが、衛星軌道が高いことや、運用に関しても管制業務が連続的に行えたため、7年間に渡り運用を行うことができた。 2008年現在、次期計画であるVSOP-2計画が進められており、2012年ごろに人工衛星(ASTRO-G)を打ち上げることによって、より精密な観測を行う予定である。現在、VSOP-2計画では、より高い周波数の宇宙電波を捉える機器の開発や宇宙で展開する高利得アンテナの開発研究、偏波受信装置の開発研究が進められている。 宇宙VLBI計画が始まったとき、丁度アメリカ合衆国のDARPAではSDI計画の最中であり、勘違いされたこともある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「VSOP計画」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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