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VTB銀行(、旧称外国貿易銀行)はロシアの銀行。 == 概要 == 国際陸連パートナーのひとつ。現在は世界19カ国に展開。 前身はVneshtorgbank。1925年に北欧商業銀行を買収、フランス支店とする。この銀行は資本金が全てソ連によっており、経営も自己資金だけで行われた。1950年、社会主義陣営はその資産をすべて、北欧商業銀行と:en:Moscow Narodny Bank Limitedロンドン支店に避難させた。2行は食糧買いつけのため、1963年から2年、約500トンの金を放出した。ドルショックのときは外貨を借り入れてしのいだが、1978年から1982年にかけて不作にみまわれ、再び金を売りに売った。この結果、ダイヤモンド・貴金属・石油の価格が下落した。〔ジャン・ボミエ著 黒木壽時編訳 『地球の支配者 銀行』 東洋経済新報社 1984年 第10章〕 Vneshtorgbank はいつからかソ連外国貿易銀行となった。 1988年にソ連対外経済関係銀行となってからも、引き続き北欧商業銀行を子会社とした。他の子会社には①ロンドンのモスクワ・ナロードヌイ銀行〔ロシア連邦中央銀行も過去に主要株主であった。イギリスのマーチャント・バンクのように大口融資を得意とした。イギリスの銀行家だけでなくアムロ銀行などからも外国人を積極的に起用した。〕、②フランクフルトの東西銀行、③ウィーンのドナウ銀行、④ルクセンブルクの東西統合銀行〔East-West United Bank〕などがある。現在の①②③はVTB の子会社である。④はVTB がかろうじて株式の過半数を保有している。 ソ連対外経済関係銀行は一般にロシア開発銀行と呼ばれている。2005-2006年に資本金を倍増、二割超の増収を達成した。銀行法や独禁法に服さない国策会社であったが、2007年に国会で開発銀行法が成立して法的根拠を得た。 2014年ウクライナ騒乱の後、アメリカ人への新規融資を禁じた。アメリカ合衆国財務省は7月に報復として制裁措置に出た。英米はロシアを国際銀行間通信協会から追い出そうとし、ロシア側はスウィフトネットの代替システムを作ると公言、啖呵を切った。しかし協会が脱退措置に難色を示すなどして、現在この件は沙汰やみとなっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「VTB」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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