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vrms (Virtual Richard M. Stallman、仮想リチャード・ストールマン) とは、Debianベースのシステムにおいて、現在インストールされているパッケージを分析し、その中でDebianの基準において''non-free''(''非フリー'')となる全てのパッケージを報告するプログラムである。Debianにおいては、配布は可能であるが、Debianフリーソフトウェアガイドライン(DFSG)に合致しないために公式のディストリビューションには含まれないソフトウェアは、non-freeのツリーに収録されている。 vrmsが利用可能な場合、'non-free'なプログラムがインストールされると、vrmsはなぜそれがnon-freeなのか説明を表示する。この説明は大抵、vrmsパッケージ自身に含まれるリストに由来するが、他のパッケージからの追加の説明も提供され得る。 == 歴史 == vrmsはビーデール・ガービーとBill Geddesにより、Debian GNU/Linuxシステムのために作成された。これはDebianにおいて’non-free’なパッケージが入手可能であること、ならびにその望ましさを巡る問題に対するストールマンとの公開討論の結果生み出されたものである。パッケージにはいくらか物議を醸す点がある。なぜなら、vrmsはストールマンが当初討論で意図していた点とは異なり、Debianの定義に基づく''free''に従っているためである〔 〕。実際、フリーソフトウェア財団はvrmsをFree System Distribution Guidelinesの中で重視する必要のないパッケージにリストアップしている〔 〕。 2005年、Rogério Britoはvrmsパッケージが抱える状況の改善を試みた。すなわち、バグの洗い出しと修正、不可解なバグの〔 〕への報告である。それから少し経って、メーリングリストの作成とDebianのサーバー群に含まれるAliothにホストされるSubversionレポジトリ〔 〕にソースコードを配置し、プロジェクトはより広範かつ共同での開発を進めるため動き出した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Vrms」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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