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WASP-17 : ウィキペディア日本語版
WASP-17

WASP-17スペクトル型F型に分類される恒星で、太陽系からさそり座の方向に約1000光年離れた位置にある。見かけの等級が11.6と暗く、太陽系近傍の天体でもないため注目を集めることはなかったが、2009年に逆行軌道を持った最初の太陽系外惑星 WASP-17b が発見され、広く知られるようになった。
== 恒星 ==

WASP-17の質量太陽の1.2倍、半径は1.4倍、表面温度は6550K程度と、いずれの値も太陽よりやや大きいと予想されている。観測されたパラメータには大きな不確かさが含まれているため光度階級は断定できていないが、主系列星(階級V)の可能性が最も高い。年齢は最大でも40億年程度で、46億歳の太陽より若い天体と見られる〔。
系外惑星を持つ恒星は重元素(水素やヘリウム以外の元素)に富む場合が多いが、WASP-17にはこの傾向は当てはまらない。金属量の指標としてよく使用される の値は-0.25で、これはWASP-17には元素が太陽比で56%しか含まれていないことを意味する。他の元素の観測値も、軒並み太陽を下回っている〔。
WASP-17という名称は、この恒星の周りを回る惑星がスーパーWASP計画が発見した17個目の惑星だったことに因む〔。それ以前には、TYC 6787-1927-1 や 2MASS J15595095-2803422 などと呼称されていた。一般に、バイエル符号フラムスティード番号などを持たない恒星はHIPHDのカタログ名で呼ばれることが多いが、WASP-17はこれらの主要な星表には登録されていない〔。
WASP-17を惑星の名前として扱う報道もあるが〔、発見を報告する論文ではWASP-17を恒星名、WASP-17bを惑星名として使い分けている〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「WASP-17」の詳細全文を読む




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