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WM-20 : ウィキペディア日本語版
WM-20[だぶりゅーえむ20]

WM20シリーズは、オランダのシグナール(現在のタレス・ネーデルラント)社が開発した艦載用の射撃指揮装置(FCS)
== 概要 ==

1950年代、シグナール社は戦後第1世代のFCSとして、ボフォース 152mm砲用のM1、ボフォースMk.1 57mm砲用のM2、ボフォース 40mm機関砲用のM4を開発した。これは、オランダ海軍を始めとして各国で採用されるとともに、改良型としてシーキャット個艦防空ミサイル用のM44、中口径砲用のM45に発展した。このM40シリーズの改良型として、まず1960年代中盤にM20シリーズが開発された。M20シリーズは、基本的にはM40シリーズの技術を踏襲していたが、その追尾レーダーと同じ送信機を使用する目標捜索・捕捉レーダーを導入した。これらは特徴的な型のレドームに収容されており、上側に追尾用アンテナ、下側に捜索・捕捉用アンテナが設置された。また、1964年には、アメリカ海軍のアッシュビル級哨戒艇の一部艇向けとしてフォード社がM22をライセンス生産し、Mk.87 FCSとして制式化された〔。
これをもとに、再プログラム可能なデジタル・コンピュータを採用し、コンバット・システムとして自己完結可能な改良型として開発されたのがWM20シリーズである〔。1970年ノルウェー海軍のストルム級ミサイル艇がWM26を搭載したのを皮切りに、世界各国で採用された〔〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「WM-20」の詳細全文を読む




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