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Wayland は、プロトコルの1つであり、なおかつそのプロトコルをLinux向けに実装したライブラリでもある。 Waylandは、コンポジット型ウィンドウマネージャが、アプリケーションやグラフィクスハードウェアと直接通信できるようにするための方法を提供する。Waylandはグラフィクス周りのみに特化しており、入力ハードウェアとの通信には他のライブラリを使用することを想定している。Wayland環境下ではコンポジット型ウィンドウマネージャがディスプレイサーバとなる。各アプリケーションは画像を自身のバッファに描画し、ウィンドウマネージャがディスプレイサーバとなり、各アプリケーションのバッファを合成してディスプレイ上のアプリケーションウィンドウを作り出す。これは、コンポジット型ウィンドウマネージャとX Window Systemを一緒に使う従来の方法より効率的かつシンプルである。 既存のコンポジット型ウィンドウマネージャ(例えばKWinやMutter)はWaylandを直接サポートして、Waylandコンポジタ/ディスプレイサーバになることが期待されている。 Wayland はMIT ライセンスのもとでリリースされるフリーソフトウェア〔Wayland (Google Groups) - Frequently Asked Questions 〕である。 == 背景 == Waylandのプロジェクトは、レッドハットの開発者Kristian Høgsbergが「全てのフレームがパーフェクトであること — 言いたいのは、画面の乱れや遅れや再描画やちらつきを二度と見ずに済むくらいにアプリケーションが描画を十分にコントロールできるようになること」を目標として開始した〔Michael Larabel (November 03, 2008)''Wayland: A New X Server For Linux '', Phoronix〕〔DJ Walker-Morgan (6 November 2008) ''New Wayland X server looks to how a modern desktop works '', The H〕。 Waylandの開発にはX.orgの開発者が多数参加している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Wayland」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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