|
WinFixer(ウィンフィクサー)とは、インターネット上で蔓延しているマルウェアの一種で、あたかもコンピュータ内の問題点を修正するかのごとく、合法を装って偽の警告を行う不審なプログラムのこと。WinAntiVirusもしくは、ErrorSafeとも呼ばれる。 また、同種のマルウェアにSystemDoctorやDriveCleaner、MySearchなどがあり、最近ではKyoiKanshi(脅威監視)やHadodoraiBugado(ハードドライブガード)という新種まで出ている。 ==概要== このプログラムは、警告ダイアログ〔Vundoというトロイの一種によるダイアログ表示で、一般的にSysProtectと呼称される。このトロイは、Sun Java1.4以前の脆弱性を利用するのが常套手段だが、必ずしもそうであるとは限らない(ActiveXもしばしば利用される)。〕を(主にポップアップで)表示し、ユーザのコンピュータがウイルスやスパイウェアといった有害なプログラム(マルウェア)に感染しているという偽の情報を流す。この表示でユーザを混乱させ、感染を信じさせた上で、このダイアログを通して強制的にユーザのコンピュータ内にインストールされる。また、ダイアログの他にも、ユーザに対して広告を表示するウィンドウを開き、コンピュータの調子が悪くなってしまったのだと納得させるような掲示を行ったり、誤った診断内容を表示したりする。 このような挙動から、WinFixerおよび類似のアプリケーションは、スパイウェアもしくはマルウェアであるとみなされている。ただし、こういった詐欺的ポップアップ表示とそれに伴う強制ダウンロードというのは、多くのスパイウェアに見られる常套手段である。また、このプログラムに感染すると、コンピュータの動作が重くなるといった被害を受けることがある。 * トレンドマイクロ社による報告:ウイルスニュース2006年10月11日付 * シマンテック社による報告: * マカフィー社による報告: * カスペルスキー社もこのプログラムをマルウェアと認定している: * ソフォス社による報告: * 感染してしまったときのための除去プログラム(利用は自己責任で): WinFixerによるダイアログメッセージの例: :''WinFixer 2005は、レジストリやドライブのエラーといったコンピュータ内のあらゆる問題をスキャンし、解決することができる便利なソフトウェア(ユーティリティ)です。このプログラムは、ハードディスクの断片化を解消したり、壊れてしまったワードやエクセル、または音楽や映像といったファイルを修復する機能で、コンピュータシステムのパファーマンスや安定性を保証します。'' WinFixerは、このような表示を行うが、実際には表示された行為を一切行わない。 (以下、翻訳中) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「WinFixer」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 WinFixer 」があります。 スポンサード リンク
|