|
フランツ・ザーフェル・フォン・ヴュルフェン(、、1728年11月5日 - 1805年3月16日)はオーストリアの植物学者、鉱物学者、登山家、イエズス会の司祭である。植物の新種 ''Wulfenia carinthiaca'' と新鉱物であるモリブデン鉛鉱(水鉛鉛鉱、wulfenite)の発見で知られる。 ベオグラードで生まれた。父親(Christian Friedrich von Wulfen)はスウェーデン系でオーストリア陸軍の高官(''Feldmarschall-Leutnant, Altábornagy'' 「陸軍元帥中将、副元帥、皇帝選抜兵隊長中尉」)、母(márkusfalvi Máriássy család)はハンガリーの伯爵家であった。コシツェの学校を出た後、17歳でウィーンのイエズス会の学校に入り、卒業後はウィーン、グラーツ、ライバッハ、クラーゲンフルトで数学と物理学の教師を務めた。1760年代にイエズス会の活動が抑制されるようになった後もクラーゲンフルトに残り、1763年に叙階された。 23歳から熱心に植物学に取り組んだ。主に東アルプスの高地や谷の植物を研究した。植物の種の採集のためにグロースグロックナー山を歩き、オーストリア・アルプスの調査のパイオニアとなった。1781年に著書、''Plantae rariorum Carinthicae'' を出版した。アドリア海やオランダ北部の採集旅行を行った。 == 著書 == * ''Plantae rariores carinthiacae''. V: Miscellanea austriaca ad botanicam, chemiam et historiam naturalem spectantia, vol. I (1778) str. 147-163 in vol. II (1781) str. 25-183 * ''Abhandlung vom Kärntner Bleispate'', 1785 * ''Plantae rariores carinthiacae''. V: Collectanea ad botanicam, chemiam et historiam naturalem, vol. I (1786) str. 186-364, vol. II (1788) str. 112-234, vol. III (1789) str. 3-166, vol. IV (1790) str. 227-348 * ''Descriptiones Quorumdam Capensium Insectorum'', 1786 * ''Plantae rariores descriptae'', 1803 * ''Cryptogama aquatica'', 1803 * ''Flora Norica phanerogama'', 1858 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フランツ・ザーフェル・フォン・ヴュルフェン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|