翻訳と辞書
Words near each other
・ X-30
・ X-31
・ X-32
・ X-33
・ X-34
・ X-35
・ X-36
・ X-37
・ X-37B
・ X-4
・ X-43
・ X-45
・ X-47
・ X-49
・ X-5
・ X-51
・ X-55
・ X-6
・ X-7
・ X-78


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

X-43 ( リダイレクト:X-43 (航空機) ) : ウィキペディア日本語版
X-43 (航空機)[えっくす43]

X-43は、NASAで開発、実験が行われた、スクラムジェットエンジン搭載の無人試験機である。愛称はハイパーX(''Hyper-X'')。2004年11月16日に、エア・ブリージングエンジン(酸化剤を外部から取り入れる推進器)を搭載した機体としては最高速度となる時速12,144 km(7,546 mph、マッハ9.68)を記録した世界最速航空機である。
== 概要 ==
X-43は実験を通して極超音速飛行下のスクラムジェットの性能、挙動を確認するハイパーX計画のために建造された無人機であり、将来の再使用型宇宙往還機に必要なデータを集めることが目的であった。計画は1996年10月9日に発表された。A型をはじめ、B、C、D型の機体が建造される予定であり、多くの実験が行われるはずであった。X-43Bでは複合サイクルエンジンの搭載が検討され、X-43Cでは炭化水素系燃料の使用が検討されていた。しかし、高額な予算が計画遂行の障害となり、B型以降の機体はキャンセルされ、また飛行計画も大きく削減された。
2001年6月2日に行なわれた1回目の実験では加速用のペガサス・ブースターの不調で、空中発進後からわずか11秒後に、稼働状態に至らずに太平洋に落下、機体を喪失した。この事故によって計画は遅延。約3年後の2004年3月27日に2回目の飛行試験が行われ、マッハ6.83〔"Airbreathing Hypersonic Propulsion at Pratt & Whitney – Overview" 〕を記録した。
そして2004年11月16日、結果的に最後の飛行となった3回目の飛行試験でマッハ9.68〔の最高速度を記録した。この3回目の計画をもって、X-43計画は終了した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「X-43 (航空機)」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 NASA X-43 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.