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XF5Uはアメリカ海軍の依頼でヴォート社とその技師:en:Charles H. Zimmermanが設計試作した艦上戦闘機である。 その円盤状の形状から(フライング・パンケーキ)または(フライング・フラップジャック)の愛称がつけられていた。 == 概要 == 円盤翼機は翼面積が広く高い揚力を得られるために失速し難く、広い速度範囲で飛行できるという特性があることに着目したヴォート社は独自に研究を進め、アメリカ海軍の支援を得て1942年11月に80馬力のエンジン2基を動力とする社内実験機、「V173」の初飛行に成功し、エンジンの馬力不足に悩まされつつも高い性能を示した。試験飛行中のV173は、その機体形状から未確認飛行物体(UFO)と誤認された記録があるとされる。 これを受けて実用機が計画され、1944年7月15日にアメリカ海軍は「XF5U-1」の名称で試作機2機の発注を行った。高い速度性能と機動性能、短距離離着陸(STOL)性能を持つ機体として開発が進められていたが、初飛行が行われないままに開発は中止された。 本機の開発が中止になった理由としては、戦争の終結とジェットエンジンの進歩によって、どれだけ高性能であってもレシプロエンジン搭載の戦闘機を開発する必要性がなくなったことと、機体の構造上前方にはプロペラの回転範囲外になる部分が殆ど無いため、改修後の大型プロペラを装備した状態ではロケット弾等の前方に投射する兵器を装備することができない、という点が大きな難点とされた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「XF5U (航空機)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Vought XF5U 」があります。 スポンサード リンク
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