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XMLHttpRequest (XHR) は、JavaScriptなどのウェブブラウザ搭載のスクリプト言語でサーバとのHTTP通信を行うための、組み込みオブジェクト(API)である。 すでに読み込んだページからさらにHTTPリクエストを発することができ、ページ遷移することなしにデータを送受信できるAjaxの基幹技術である。 XMLHttpRequestを利用したWebアプリケーションは非常に多く存在し、例として、Google マップ、Facebookなどが挙げられる。 == 歴史 == XMLHttpRequestは、マイクロソフトがOutlook Web Access 2000のダイナミックHTMLによるウェブインターフェースに活用するため、1999年公開のInternet Explorer 5においてActiveXオブジェクトとして実装したのが始まりである〔"Outlook Web Access - A catalyst for web evolution " ''You Had Me At EHLO... '', Jim Van Eaton, 2005年6月21日〕。その後、2001年にMozillaプロジェクトがこれと互換性のある組み込みオブジェクトをMozilla 0.9.7およびNetscape 7で実装し、アップルも2004年にSafari 1.2でMozillaと同様の組み込みオブジェクトを実装し始めた〔"Dynamic HTMLとXML:XMLHttpRequestオブジェクト " ''Apple Developer Connection '', Apple, 2005年6月24日〕。 このように徐々にInternet Explorer以外のブラウザにも実装されていったXMLHttpRequestは、2005年にAjaxによって一躍有名になった。オペラ・ソフトウェアも同年、組み込みオブジェクトとしてXMLHttpRequestを実装したOpera 8をリリースするなど、XMLHttpRequestはスクリプトの実行環境がある多くのブラウザで実装された。またマイクロソフトは2006年リリースのInternet Explorer 7で、ユーザーがActiveXを無効にしていてもAjaxアプリケーションを利用できるよう、XMLHttpRequestを組み込みオブジェクトとして標準実装した〔"IE7 - XMLHttpRequest の標準サポート ", ウィンドウズ開発統括部 , 及川卓也, 2006年3月9日〕。 同様の機能を有するオブジェクトが定義されたDOM Level 3 Load and Save Specificationが2004年4月にW3C勧告となっているが、すでにXMLHttpRequestは多くのウェブブラウザで実装されているデファクトスタンダードとなっており、W3Cでは現在その仕様の標準化を進めている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「XMLHttpRequest」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 XMLHttpRequest 」があります。 スポンサード リンク
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