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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ジェンダー : [じぇんだー] 【名詞】 1. gender 2. (n) gender ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
Xジェンダー(''X-gender'')とは、出生時に割り当てられた女性・男性の性別のいずれでもないという性別の立場をとる人々を指す。女性・男性の性別のいずれでもない性別を区分するかぎりでは、中性というあり方、無性というあり方、両性というあり方、性別という枠組みから脱するというあり方、女性か男性か定まりきらない流動的であるというあり方など人により様々である。 女性の体に生まれ、性自認がXジェンダーである人を「FtX」、 男性の体に生まれ、性自認がXジェンダーである人を「MtX」、 インターセックスなど男女に分けられない体(性分化疾患)を持ち、性自認がXジェンダーである人を「XtX」と呼ぶことがある。〔http://intersections.anu.edu.au/issue31/dale.htm#n12〕 == Xジェンダーの概要 == Xジェンダーについてのある研究では、その質的分類から、過渡型、揺曳型、積極型に分類されるものがある。 過渡型とは、男性あるいは女性のアイデンティティを持ちたいのであるが、現段階ではまだ自信がもてないため、明確に女性あるいは男性と自己定義できず過渡期にあり、現状では両性やどちらでもない性別であると自己をみなすありようである。 揺曳型とは、性自認が揺れているので、男性でも女性でもなく両性やどちらでもない性別であると自己をみなすありようである。 積極型とは、自己が規定されないジェンダー・アイデンティティであることに積極的な意味を見出しており、Xとしてのありかたを模索しているありようである〔佐々木掌子 (2010). 規定されないものとしてのジェンダー・アイデンティティ-MTXとFTXの質的分類- GID(性同一性障害)学会雑誌, 3(1), pp.44-45.〕。 この分類では、医学的視点による特徴が強いため、過渡や揺曳といった言葉のその文脈にある未熟さのニュアンス、疾病性のニュアンスから、Xジェンダーと名乗る人々にとっては違和感を持つ場合もあるだろう。このような分類は分かりやすさを促進する、ひとつの人間理解の方法ではある。 一方、そういった分類とは異なり、Xジェンダー本人の一人一人の主観的体験を焦点に合わせた研究もされている。例えば、出生時に割り当てられた性別では生きようとは思わないが、しかし、他方の性別がよいというわけでもないためXジェンダーだと名乗るといった場合や、そのときどきによって自らが認識する自らの性別が男性と女性とで変わっていく、あるいは男性でも女性でもないというときがあり、そのためXジェンダーだと名乗る場合がある。このような体験などからXジェンダーを名乗るに至るとされるが、分類されることだけでは分かることのできない、本人たちの生きてきた道に沿った人間理解の方法としてXジェンダーを理解することができるだろう。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Xジェンダー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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