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『Xファイル』(エックスファイル、原題:''The X-Files'')は、1993年から2002年にかけてアメリカで製作されたSFテレビドラマ(海外ドラマ)である。2016年1月にアメリカでミニシリーズが放送された(日本では2016年夏にDVDが発売される。テレビで放送されるかは未定)。 == 概要 == 超常現象をテーマにしたストーリー展開や映画並みのロケが話題となり世界中でヒットした。製作総指揮はクリス・カーター。全9シーズン202話と劇場版2作が製作された。 ストーリーは、UFO、UMA、オカルトなど科学では説明の付かない超常現象のまつわる事件に、2人のアメリカ連邦捜査局(FBI)捜査官が取り組むというものである。超常現象に対し肯定的な男性捜査官モルダーと、懐疑的な女性捜査官スカリーの対照的なコンビが、対立しながらも信頼し合っていく描写も魅力である。モルダー捜査官は、幼い頃に妹を宇宙人に誘拐されており、「妹探し」がシリーズ全体を通してのテーマとなっているが、基本的には、毎回ひとつの事件に取り組むという一話完結の物語である。事件が万事解決するとは限らず、謎を残したまま終わることも多い。各回の内容は「完全な一話完結型」と定期的に登場する「ミソロジー(神話)」に大きく分類される。ミソロジーとは、異星人の存在と政府の陰謀に主人公陣営が家族を巻き込みつつ真っ向から立ち向かうという連続ドラマであり、それがシリーズの根幹を成して全体の流れを作っている。 シーズン初期は殺人事件のからむ深刻で重苦しい雰囲気のエピソードがほとんどであったが、シーズンが進むにつれ、パロディ・コメディ・ファンタジー的なエピソードも披露されるようになる。シリーズ終盤は、モルダーがUFOに誘拐され、代わりにドゲット捜査官が登場。かつてのモルダーの立場(超常現象肯定派)をスカリーが、スカリーの立場(超常現象懐疑派)をドゲットが引き継いでいる。これらの展開により、内容の許容範囲が広がった上、ストーリーにめりはりがついたことで200話に及ぶ長期シリーズを作り上げた。 オープニングと本編の間に通常「THE TRUTH IS OUT THERE(真実はそこにある)」とのキャプションが入るが、いくつかのエピソードでは内容にまつわる重大なキーワードに変わることもある。 日本では1994年よりレンタルビデオがリリースされブームとなり、1995年よりテレビ朝日系列各局で第3シーズンまで放送された。日本ではアメリカほどの大ヒットとはいかなかったが根強い人気を獲得。通常放送終了後、第4シーズン以降のミソロジー系(いわゆる政府の陰謀や異星人・UFO絡み)エピソードのうち幾つかが『日曜洋画劇場』の枠で放送された。また一部ローカル局では深夜枠などで、同シーズン以降をレギュラー放送していたところもある。 2005年2月と2009年5月にデアゴスティーニ・ジャパン社より『隔週刊 XファイルDVDコレクション』が出版された。内容はDVDとブックレットのセット。全49巻。第1シーズンから第9シーズンまでの全話が収録されている。吹き替えは小杉・相沢のビデオ版。 2014年8月18日より無料BS放送局Dlife(ディズニー系列)にて、HDリマスター版〔画面アスペクト比をオリジナルの4:3から(上下トリミング編集による)16:9に整合させた放送が行われている。撮影フィルムからテレシネをやり直すだけでなく、初放送時には最新技術だったモーフィングなどビデオエフェクトによっていたVFXをCGIでやり直す大掛かりなリマスターとなっている。〕が月~金で放送を開始した。 2015年12月8日に、ブルーレイの全シーズンコンプリートボックスが北米で発売された。なお、日本語版は映画版2作が同梱され、テレビ朝日版の吹き替えとソフト版の吹き替えの両方が収録された形で2016年3月2日に発売される予定である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Xファイル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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