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Xボソン()とYボソン()は、素粒子物理学における仮説上の素粒子である。 ジョージとグラショウの SU(5) 大統一模型で導入される新たな相互作用を媒介するゲージ粒子である。 まとめてXボソンとも呼ばれる〔Cheng, Li (1983) p.437〕。 XボソンとYボソンはスピン1のベクトルボソンである。 両者はウィークアイソスピンの下で2重項を為し、ウィークハイパーチャージは ±5/6 である。 従ってXボソンは ±4/3、Yボソンは ±1/3 の電荷をもつ。 XボソンとYボソンはそれぞれにカラーの下で3重項を為し、クォークと結合する。 XボソンとYボソンの質量は 1015GeV 程度であると推定されている。 == 詳細 == XボソンとYボソンはクォークをレプトンと結びつけ、バリオン数を破り、陽子崩壊を可能にする。 XボソンとYボソンは次のような崩壊過程をもつ〔Cheng, Li (1983) p.442〕。 ここで、それぞれの過程の2つの崩壊生成物は互いに逆のカイラリティを持ち、1番目の崩壊生成物は左手型、2番目の崩壊生成物は右手型である。 u+2/3はアップクォーク、u-2/3は反アップクォーク、d-1/3はダウンクォーク、d+1/3は反ダウンクォーク、e+は陽電子、νは反電子ニュートリノである。 他の世代でも、同じような崩壊生成物が存在する。 これらの反応では、レプトン数(L)もバリオン数(B)も保存しないが、その差B-Lは保存する。Xボソンとその反粒子の分岐比の違いにより、バリオン生成が説明できると期待されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「XボソンとYボソン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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