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X端末(エックスたんまつ、X Terminal)はコンピュータの一つ。 X Window SystemのXプロトコルを用いた通信により、他のコンピュータ上(ホスト)で実行されたXクライアントアプリケーションの実行結果を表示させる端末である(もちろん入力も出来る)。描画部分(と入力部分)のみを実行するため、処理に負荷がかかる描画処理部分をハードウェア的に分離し、ホストをアプリケーションの処理に特化することで、ホストの負荷を軽減できる。 X端末上で実行するXサーバは、X端末上でファームウェアとして用意されている場合も、また、ホスト側から何らかの方法でダウンロードする方法もある。 X端末は、ホストと比べてハードディスクを持たず、かつ、メモリもXサーバが動作するだけの容量さえあればよいので、Xが動作するホスト(通常はUNIXマシン)よりも大幅にコストが下げられる、という利点があった。また、それ自身は、管理のための情報をほとんど持たない(ネットワークに接続するためのIPアドレス程度)ため、複数台設置しても管理が容易になる、という利点があった。しかし、UNIXマシンの大幅なコストダウンやPCの普及により、専用のX端末というハードウェアをわざわざ用意する必然性が減ってきたため、最近ではハードウェアとしてのX端末は余り使われなくなってきている。X端末を使いたい場合には、PC上でのPC Xサーバソフトウェア(例えば、Xming)を導入して実行させるか、あるいはFreeBSDやLinuxなどのオペレーティングシステム上でXを動かす、あるいは、Microsoft WindowsでCygwinのようなUNIX互換システムからXサーバを起動させる方法が取られている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「X端末」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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