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YM2608(FM Operator type N-A, OPNA)は1985年に日本楽器製造(現・ヤマハ)が開発したFM音源チップである。 1980年代~1990年代にかけて、日本のパーソナルコンピュータで最もポピュラーだったFM音源、YM2203(OPN)の拡張版であり、ソフトウェアレベルでの互換性を保っている〔通常はOSやアプリケーションからはOPNと同様の挙動をするが、特定のレジスタに値を書き込む事でFM音源の1~3チャンネルのレジスタがFM音源の4~6チャンネル、SSGのレジスタがADPCM用のレジスタになる。〕。 4オペレータ・同時発音数6音ステレオのFM音源部、およびSSG3音モノラル、更にADPCM音源を1チャンネルと、リズム音源を内蔵している。 YM2203と同じく、プログラマブルタイマーを2系統内蔵し、8bitのI/Oポートもついている。電源は5Vで、マスタークロックは8MHz。パッケージは64pinSDIP。DACにはYM3016(ステレオ)を使用。 幾つかの機能の削除に加え、電気的特性、パッケージなどを変更した後継のチップであるYMF288(後述)も存在する。 ==FM音源== YM2203と比較すると、FM音源部は3チャンネルから6チャンネルへ、音声出力が二系統になることで、左右に音声の出力先を指定〔YM2608では、中央、左、右、無音の4段階。〕可能になり、音色のパラメータにはLFO機能が拡張されている。 SSG音源部の機能はYM2203との違いはないが、3チャンネルが内部でミキシングされてから出力される〔YM2608 OPNA アプリケーションマニュアル 図1-2 ブロックダイアグラム および 図1-3 端子配置図。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「YM2608」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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