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張家口市(ちょうかこうし、満州語:Imiyangga jase)は、中華人民共和国河北省北西部に位置する地級市。かつてはモンゴル語で万里の長城の「門」をあらわすハルガhālga またはカルガ kālga(その元の形はkaghalga)から、カルガン(Kalgan)の名でも知られていた。『北京の北門』とも呼ばれ、北京の北を取り巻く万里の長城の主要な門「大境門」のすぐ外側に位置し、ここを制したものは北方から北京を攻める場合にも、北京を守る場合にも有利になるという。 == 地理 == 張家口市は河北省西北の山間の盆地に位置する。北は内モンゴル自治区、南は万里の長城をへだてて首都・北京市と河北省保定市、東は河北省承徳市、西は内モンゴル自治区と山西省に隣接する。市域は南北300km、東西228kmに渡って広がり、張家口市街のはるか北、張北県・康保県にまで広がっているが、逆に南側の懐来県・宣化県・涿鹿県にも広がっており、これらは北京から20kmも離れていない。 市域北部は高原で、南部は洋河の谷間になる。 蔚県と涿鹿県の境にある小五台山山地は太行山脈の北部に当たり平均海抜2000mで、その主峰・東台は2,882mの高さとなり、河北省の最高峰である。 張家口市の市街地は清水河の両岸に広がり、東、西、北の三面を山に囲まれ市街地は南北に細長く、南面にわずかな平原がある。万里の長城の支線が北の山をうねりながら伸び、市内から見ることができる。気候のせいもあり市外を囲む山々は緑が少ないが、市民の長年の努力で、いくつかの森林公園が完成した。 土地のうち、耕地が30%、牧草地が15%、森林が20%を占める。特に牧草地面積は河北省では承徳市に次いで第二位で、康保、尚義、張北、沽源の北部4県に集中している。これら北部地域は牧畜が主産業で、河北省の牧畜基地である。 南部を流れる桑干河、洋河、潮白河の沿岸は肥沃な平野になっており、穀物や果物を産する。川や地下水が多く水資源は豊かで、127のダムのほか地下水くみ上げ施設などがあり、その水は灌漑に使われる。ダムのほとんどは小型ダムだが、大型ダムが2基存在する 北京市と包頭市を連絡する鉄道のほか、近年高速道路ネットワークが急速に建設されている。河北省と内モンゴル、中国西北部・モンゴル国と北京とを結ぶ、交通の要衝であり、物資の集散地であり、軍事的な要地でもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「張家口市」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Zhangjiakou 」があります。 スポンサード リンク
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