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ゾーク(Zork)は最初期のインタラクティブフィクション(テキストアドベンチャー)形式のコンピューターゲームの一作であり、そこから発展した一連のアドベンチャーゲームのシリーズである。このゲームではプレイヤーは地下世界に広がる迷宮を舞台に、宝物の捜索を行う冒険者の役割を演じる。オリジナル版ゾーク三部作は最初のアドベンチャーゲームである『コロッサル・ケーブ・アドベンチャー』の初期の子孫であった。 “Zork”という単語(ないし綴り)は元々は、未完成のプログラムに対し使われる名前として、マサチューセッツ工科大学のハッカー文化圏に由来する。作者らは完成後一旦は「ダンジョン(Dungeon)」と命名したが、商品名「ゾーク」とした(戻した)のは『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の商標権との兼合のためである。英語版と日本語版それぞれのゲームブックシリーズも存在する。 ==内容== ゾークの舞台は、「巨大地下帝国」 (Great Underground Empire) の一部を占める不規則に広大な地下迷宮である。プレイヤーが演じるのは、洞窟に隠された宝物を発見し、それらを持って生還することを目的とする無名の冒険者である。地下迷宮では、正体不明の怪物グルーやゾーク世界の通貨ゾークミッドなど、多数の珍奇な生物や品物が待ち構えている。ゾーク世界の概要と歴史は、ゾークの発売元であるインフォコムの多数のテキストアドベンチャーシリーズにより発展させられた。 ゾークとその後継作品は、インタラクティブフィクションと呼ばれるジャンルである。物語の質とテキスト解析ルーチンの洗練の両面における豊かなゲーム内容で、ゾークはジャンル内でも卓越した作品であった。ゾークのテキスト解析ルーチンは、単純な動詞(名詞コマンド、"hit grue")のみにとどまらず、完全な構文 ("hit the grue with the Elvish sword") を理解できた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゾーク」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Zork 」があります。 スポンサード リンク
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