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Zn ( リダイレクト:亜鉛 ) : ウィキペディア日本語版
亜鉛[あえん]

亜鉛(あえん、、)は原子番号30の金属元素元素記号Zn亜鉛族元素の一つ。安定な結晶構造は、六方最密充填構造 (HCP) の金属。必須ミネラル(無機質)16種の一つ。
== 性質 ==
青味を帯びた銀白色の金属であるが、湿った空気中で錆び易く、灰白色の塩基性炭酸亜鉛で覆われる。融点は419.5 、沸点は907 。常温では脆いが、約110 - 150 の範囲のみで展性、延性に富むようになる。
単体金属の格子定数はa = 265.9 pm、c = 493.7 pm (25 ) で、理想的な六方最密充填構造よりもやや c 軸方向に伸びている。c 軸方向の熱膨張率は a 軸方向の約3.5倍と異方性が強く現れ、線膨張率は a 軸方向(c 軸と垂直)は1.50×10−5 K−1、c 軸方向では5.30×10−5 K−1である〔日本化学会編 『化学便覧 基礎編 改訂4版』 丸善、1993年〕。
空気中で加熱すると酸化亜鉛となる。
: 2Zn + O2 → 2ZnO
に容易く水素を発生して溶けるが、希硝酸に溶解させた場合は濃度により、亜酸化窒素窒素ヒドロキシルアミンあるいはアンモニウムイオンを生成する〔『化学大辞典』 共立出版、1993年〕。

両性元素であり、熱濃アルカリにも徐々に溶ける。
ハロゲンとは室温において乾燥状態では反応しにくいが、水分の存在下で室温でも激しく反応し、硫黄とは高温で硫化物をつくる。一方、水素、炭素および窒素とは高温でも直接は反応しない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「亜鉛」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Zinc 」があります。




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