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Z項(Zこう、)とは、岩手県水沢の緯度観測所初代所長であった木村栄により自転軸の傾きに関する式に加えられた項のことである。表現に記号Zを使うことからZ項という。木村項ともいう。 == Z項導入の理由 == 地球の自転軸は形状軸(南北軸)とは完全に一致せず、一定の周期で形状軸の周囲を移動する。その式はΔφ = X cos λ + Y sin λとされていたが、観測データにそれでは説明できない誤差が発見され(当初は観測ミスとされた)、補正項を木村栄が提案、それをZとし、式をΔφ = X cos λ + Y sin λ + Zと修正した。修正した式で他の観測データを再検討した結果、より正確な近似であると評価され受け入れられた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Z項」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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