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宇宙定数(うちゅうていすう、)は、アインシュタインの重力場方程式の中に現れる宇宙項(うちゅうこう)の係数。宇宙定数はスカラー量で、通常Λ(ラムダ)と書き表される。 ==概説== 重力場方程式を最小限の仮定で導出すると、 : という式が得られる。宇宙定数 と計量テンソル の積である左辺第3項が宇宙項 であり、時空が持つ斥力()または引力()を表すが、通常はわずかに正(わずかな斥力)とされる。 アインシュタインが1916年に発表した最初の重力場方程式は、 : であった。最初の式でとした場合に相当する。しかし、1917年の論文ではアインシュタインは、宇宙項を含む式を発表した。その理由は明確には語られていないが、宇宙定数をわずかに正とし「万有斥力」を導入することで質量が持つ万有引力に拮抗させ、定常な宇宙を導くためと言われる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「宇宙定数」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Cosmological constant 」があります。 スポンサード リンク
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