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プライム (英: prime、 )は、約物のひとつで、対象となる文字の右肩に右上から打つ点である(例:x′)。2つ重ねたものをダブルプライム( )、3つ重ねたものをトリプルプライム( )と呼ぶ。類似の記号としてアポストロフィー、クォーテーションマーク、アキュート・アクセントなどがあるが、それぞれ別のものである。 なおイギリスの古い影響を受けた国(日本やインドなど)ではダッシュと呼ぶことも多い〔現在のイギリスでは、ダッシュという読み方は今や死語と化しており、プライムと読んでいる。〕。 ==起源== プライムは 「第1の小部分」というフレーズに由来する(ここではラテン語で示したが、非常に古い起源をもった表現である)。60進法の慣習で、ある単位(たとえば1時間)の60分の1を"prime minute"、さらに60分の1を"second minute"、さらに60分の1を"third minute"の様に表現していた。除数は60に限らず、物によっては24分の1や12分の1を意味する場合もあった。 これに対応して、数の右肩に点( )を1つ、2つと打つ表記がされるようになる。したがって本来この記号は"minute"に対応しているのであり、プライムと呼ぶのはふさわしくない。 20世紀前半までは''x''′を「エックス・プライム」、''x''″を「エックス・セカンド」のように読んでいた。しかし次第にこの記号そのものがプライムだと認識されるようになったため、現在では''x''″を「エックス・ダブルプライム」と読むようになっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「プライム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Prime (symbol) 」があります。 スポンサード リンク
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