|
ジーメンス(siemens、記号:S)は、コンダクタンス・アドミタンス・サセプタンスの単位で、SI組立単位の一つである。 その名はドイツの物理学者ヴェルナー・フォン・ジーメンスにちなむ。1971年の第14回国際度量衡総会(CGPM)において、ジーメンスをSI組立単位に導入することが採択された。 コンダクタンスは電気抵抗の逆数であり、ジーメンスは電気抵抗の単位オーム(Ω)の逆数として定義される。日本の計量単位令では「1アンペアの直流の電流が流れる導体の二点間の直流の電圧が1ボルトであるときのその二点間の電気のコンダクタンス」と定義している〔計量単位令(平成四年十一月十八日政令第三百五十七号) 別表第一 〕。 ジーメンスを他の単位で表すと以下のようになる。 :S = Ω-1 = A · V-1 = C2 · s · kg-1 · m-2 = A2 · s3 · kg-1 · m-2〔 p. 29。〕 == モー == コンダクタンス・アドミタンス・サセプタンスの単位として、かつてモー (mho) が用いられていた。これはオーム (ohm) を逆につづったもので、ムオーと読まれることもある。1モーは1ジーメンスに等しい。単位記号は Ω を上下逆さにした を用いた。この特異な記号は、手書きで代数を用いて計算をするとき S(ジーメンスの単位記号)よりも変数と見誤りにくいという利点がある。 すでにジーメンスは科学一般や電気・電子工学の分野で広く用いられているが、モーは「モー特性」といった電力工学分野の用語にいまもその名を残している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジーメンス」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Siemens (unit) 」があります。 スポンサード リンク
|