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2 の平方根(にのへいほうこん、)は、平方して になる実数である。すなわち、 : を満たす実数 のことである。この数は後述するように無理数である。 2 の平方根は、人類の歴史において極めて初期の段階で発見されており、おそらく最初に知られた無理数であると考えられている。 幾何学的には、正方形の辺の長さに対する正方形の対角線の長さの比を与える。また、 は白銀数と呼ばれる。 2 の平方根には正負の 2 つがある。正の平方根を : と書き、「スクウェア・ルート 2」あるいは単に「ルート 2」と読む〔冪根は平方根に限らないため、「平方(2乗)」を意味する「スクウェア」をつける方が正しいが、立方根(3乗根)などと特に区別する必要がない場合には、「スクウェア」の部分は省略されることが多い。〕。またこのとき、負の平方根は : と書き表すことができる〔 が (あるいは )の根であることは、負の数同士の積がそれらの絶対値の積に等しいことから示される。〕。 オンライン整数列大辞典では の十進記数法における小数点以下 98 桁まで表示されている〔 2008年7月12日閲覧〕。 : 1.41421 35623 73095 04880 16887 24209 69807 85696 71875 37694 80731 76679 73799 07324 78462 10703 88503 87534 32764 157… この数の並びには無限回の循環はない。このことは、 が無理数であることによる〔逆に、循環小数として表現できるような数はすべて有理数である(無理数ではない)。有理数とは、整数の比によって表すことのできる数のことを言う。〕。 上記の最初の数桁を、語呂合わせで「一夜一夜に人見頃(ひと よ ひと よ に ひと み ご ろ)」などと覚える記憶法がしばしば用いられている。 == 性質 == は代数方程式 の根の 1 つであるから、代数的数である。 の近似値として を使うことがある。 の連分数展開は : となる。これはしばしば と表記される。連分数展開を途中で打ち切ることで、 の近似値を計算することができる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「2の平方根」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Square root of 2 」があります。 スポンサード リンク
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