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あきすとぜねこは、日本で昭和時代に流行した恋占い、または言葉遊びの一種。特に小学生の女子の間で流行していた。カタカナで「アキストゼネコ」と表記されることもある〔。 占う対象の男女2人の名前を数字に変換し、それを「あ」(愛してる)「き」(嫌い)「す」(好き)「と」(友達)「ぜ」(絶交)「ね」(熱愛中)「こ」(恋人)に当てはめ、互いが互いをどう想っているかを占うもの。ルーツはヘブライの数秘術の一つ「ジェムトリカ」といわれる。 1960年代に若者たちの間で流行した後、1980年代には当時人気を博した男性アイドルグループ・光GENJIがビデオのタイトルに用いるなど、各作品に用いるコンセプトで販促を行なったことでブームが再燃し、日本全国の女子学生たちの間で大流行に至った〔。 == 手順 == # 名前を仮名で表記する。 # それぞれの字の母音(あ、い、う、え、お)を数字の1,2,3,4,5に変換する。たとえば「ひ」の母音は「い」なので「2」となる。「ん」は「1」とする。 # 男女の共通する数字を消す。例では、男女双方に「1」「2」があるので、それらをすべて消す。 # 残った数字を、男女それぞれで合計する。例では、百科三郎は3 + 3 + 5 + 3 = 14、事典花美は4となる。 # それぞれの数字を「あ(1)き(2)す(3)と(4)ぜ(5)ね(6)こ(7)あ(8)き(9)す(10)……」と数える。例では、百科三郎の14は「こ」、事典花美の4は「と」。 # 「あ」は「愛してる」、「き」は「嫌い」、「す」は「好き」、「と」は「友達」、「ぜ」は「絶交」、「ね」は「熱愛中(または熱中〔、熱烈〔)」、「こ」は「恋人」の略。結果として、「百科三郎は事典花美を恋人と思っているが、事典花美は百科三郎を友達と思っている」となる。 # また、3の時点で数字がすべて消えた場合、4の時点で結果の文字に変換できないが、この場合は「運命の人」を意味しているともいう〔。 上記は一例であり、以下のようなバリエーションもある。 * 合計値が複数桁になった際は、各桁の数字を合計して1桁になるまで計算する〔〔。例では、百科三郎は 1 + 4 = 5 で、「絶交」。 * 2人の数字の合計値が2人の相性を表す〔〔。例では 14 + 4 = 18 で、相性は「友達」。 * 数字を消す際、「2」は百科三郎に1個しかないので、事典花美からは「2」を1個だけ消し、もう1個の「2」は残す〔。結果、事典花美は 4 + 2 = 6 で「熱烈」。 * 2人の名前を数字化した後、2人を縦に並べ、縦か斜めに同じ数字があれば消す〔。 * 地域によっては「あきすとぜねけ」ともいい、7番目の「け」は「結婚」の意味という〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「あきすとぜねこ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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