|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 型 : [かた] 【名詞】 1. mold 2. mould 3. model 4. style 5. shape 6. data type ・ 護衛 : [ごえい] 1. (n,vs) guard 2. convoy 3. escort ・ 護衛艦 : [ごえいかん] (n) escort vessel ・ 艦 : [かん] 1. (n,n-suf) warship
あさかぜ型護衛艦(あさかぜがたごえいかん、JMSDF DD ASAKAZE class Destroyer)とは、海上自衛隊草創期の護衛艦(当初は警備艦)である。前身はアメリカ海軍のリヴァモア級駆逐艦で、1954年に2隻が貸与された。なお艦名はいずれも初代であり、2代目については「あさかぜ」(48DDG)、「はたかぜ」(56DDG)をそれぞれ参照のこと。 == 概要 == 「あさかぜ」はエリソン(USS ''Ellyson'', DD-454)として1941年に、「はたかぜ」はマコーム (USS ''Macomb'', DD-458)として42年、それぞれ就役し、第二次世界大戦に参戦している。後者は44年5月、地中海でドイツ潜水艦U-616を撃沈した。両艦とも戦争末期、掃海駆逐艦(または高速掃海艦、DMS-19及びDMS-23)に転籍されている。このとき4番5インチ砲(54番砲)と21インチ魚雷発射管を撤去したが、前者は日本貸与時に再装備された。 日米艦艇貸与協定に基づき、両艦は1954年(昭和29年)10月、日本に引き渡された。当時は、同年7月に海上自衛隊が発足した直後であり、保有する艦船はパトロール・フリゲート(PF; くす型)や上陸支援艇(LSSL; ゆり型)を主力としていた。これらのうち、より大型で強力だったくす型でも、主砲は50口径3インチ単装緩射砲が3門と火力は比較的弱体で、また最大速力と鈍足であった。従って、5インチ砲を4門搭載して強力な火力を誇り、また、またいかにも大戦型駆逐艦らしい高速を備える本型は、当時の最有力の護衛艦であった。なお本型は、今日に至るまで海上自衛隊護衛艦としては最速である(国産護衛艦に限れば、「あまつかぜ」の33ノットが最速)〔。 しかしこの重厚な火力装備のために復原性が悪く、翌1955年(昭和30年)の日本回航後、2番5インチ砲(52番砲)を撤去するなどの改善工事を実施した。1959年(昭和34年)から1960年(昭和35年)にかけてレーダーを更新し、対空捜索用にはAN/SPS-6C、対水上捜索用にはOPS-3を装備した〔。 就役末期には内装のリベットのゆるみや漏水に悩まされた。老朽化に伴い69年に除籍・返還されたが、その後台湾海軍に引き渡された。「あさかぜ」は部品取りに用いられ、71年、海戦映画のロケに使われて沈没。しかし「はたかぜ」は座礁した同型駆逐艦「咸陽」(旧ロッドマン ''DD-456 Rodman'')の艦名を引き継いで再就役し、74年まで在籍した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「あさかぜ型護衛艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|