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『あさこ・ゆうこ』は、長野県に伝わるとされる民話。山を隔てて位置する2村に分かれて暮らす2人の娘が知恵を出し合い、2村間にあった確執を解消へと導く頓智話である。 == あらすじ == 「あさこ・ゆうこ」の民話は、1957年(昭和32年)発行の『信濃の民話』に下高井郡の話として収録されている〔『信濃の民話』33 - 37ページ。〕。長野県下高井郡山ノ内町菅()の池田利治の話を、『信濃の民話』編集委員で長野県中野実業高等学校の児玉信久が採集し、同じく『信濃の民話』編集委員で作家の松谷みよ子が再話したものである〔。内容を要約して以下に記す〔。 :山の東西のふもとに小さな村があった。50年前の紛争以来、2村間での交易はなく、峠道は荒廃していた。東の村にはあさこという利口な娘がおり、村人たちは彼女を利用して西の村を頓智合戦で負かし、征服しようと考えた。一方、西の村にもゆうこという利口な娘がおり、東の村からの挑戦を受けることにした。 :頓智合戦の当日、あさことゆうこは各村の代表として山に登った。頂上で顔を合わせた2人は、互いの年頃や容姿が似ているだけでなく、誕生日まで同じであったことに驚いた。打ち解けた2人は2村間の確執を改めて疑問に思い、これを解消すべく知恵を出し合った。 :夕方になって話がまとまると、2人はそれぞれの村に帰った。頓智合戦は引き分けに終わったことにして、次の勝負を提案する。互いの村から道を造り始めて、早く山の頂上に着いた方の勝ち、というものである。あさことゆうこが2村間で工事の進み具合に差が出ないよう調整に努めた結果、道は同じ日に完成した。頂上で顔を合わせた2村の村人たちは互いの戦果を認め合い、和解した。 なお、あさこは朝に産まれたことから、ゆうこは夕方に産まれたことから、それぞれ名付けられたとされる〔『あさこ、ゆうこ 』より(2014年8月22日閲覧)。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「あさこ・ゆうこ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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