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あぶさん : よみがなを同じくする語

阿武山 (広島県)
あぶさん : ミニ英和和英辞書
あぶさん[あぶさん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


あぶさん : ウィキペディア日本語版
あぶさん[あぶさん]

あぶさん』は、水島新司による日本野球漫画1973年から2014年4号まで『ビッグコミックオリジナル』(小学館)にて連載された。酒豪の強打者・「あぶさん」こと景浦安武(かげうら やすたけ)を主人公とする。2014年2月の終了時点では、日本で最も長く連載が続いたスポーツ漫画である。
== 概要 ==
第22回(1976年度)小学館漫画賞青年一般部門受賞作品。
「あぶさん」こと景浦安武は、1946年12月17日生まれ〔ただし、2009年4月5日号の『ビッグコミックオリジナル』で水島新司が秋山幸二に語ったところでは、今年=2009年12月で62歳としているので、これでは1947年生まれになる。〕で新潟県新潟市出身。その通称は、非常に強いリキュール「アブサン」(Absinthe)と名前の音読み(安武→あぶ)に由来する。南海の藤原満、ロッテの有藤道世、阪神の田淵幸一、広島の山本浩二らと同期である。
景浦は、高校時代に二日酔いで地方予選・決勝戦に出場。酒の臭いをニンニクで隠して飛距離155m以上のサヨナラ本塁打を放つが、ベースランニング中の嘔吐で飲酒がバレてしまい、優勝は取消しとなる。その後、社会人・野花食品を経て北大阪電気に進むも、試合中のプレーをめぐって監督とトラブルになり、懲戒免職。居酒屋「大虎」でヤケ酒を飲んでいたところを、南海スカウト・岩田鉄五郎に熱心に誘われ、1973年にドラフト外で南海ホークス(後の福岡ダイエーホークス、福岡ソフトバンクホークス)に入団。連載はそこから開始する。夜は「大虎」(後にこの店の看板娘・桂木サチ子と結婚)で一升酒を飲み、昼はバッターボックスで酒しぶきをあげる。その後、景浦は現実の時間と同じスピードで年齢を重ね、2009年に62歳で引退するまで強打者としてホークスで活躍。現役引退後も連載は続き、一時は球界から離れていたがホークス球団会長である王貞治の強い希望で、二軍の助監督として球団に復帰した。
この作品には実在するプロ野球関係者も随所に登場する。加えて初期の話では、当時の南海を支えた裏方にもスポットライトを当てており、南海球団史を知る上で貴重な資料となっている。例としてスコアラー兼打撃投手の西村省一郎、通訳の市原稔(後に阪神コーチを経て南海にコーチとして復帰)、マネージャーの鈴木正(元南海内野手)、杉浦正胤上田卓三(現役投手時代にも登場)、村上悦雄(引退直後は打撃投手も兼任)、大石弥太郎、更に今は亡き広報の永井正義(それ以前は毎日放送野球解説者)、ビデオマンの佐野誠三、スカウトの堀井数男、スコアラーの渡会純男、元スコアラーの尾張久次などが挙げられる。裏方の仕事を題材にしたことは他の漫画にはあまり例がない。
何度か作者が連載をやめようとしたが、思いとどまった事を上田利治に話したところ、「それが良い、あぶはパ・リーグの宝だから」と言われている。一方福岡ダイエー入りした90年代以降は年齢にもかかわらず〔前述の同期・実在選手はこの時期ほとんどが現役引退して解説者や指導者となっている。その中で田淵は1990年から92年までの間福岡ダイエーの監督を勤めており、景浦とは「選手と監督」との間柄になった。〕キャリアハイに突入、打者のタイトル(三冠王本塁打王打点王首位打者など)を総なめの上シーズン新記録連発という超人的な描写が登場、更に各球団の主力選手が景浦の一挙手一投足に感動し、「全部あぶさんのおかげです」「やっぱりあぶさんは凄い」と述べるマンネリオチが乱発されるなど、大きく作品内容が変化していった。こうした状況を水島ファンでもある伊集院光は、DH制導入や本拠地移転等での「連載を止めるタイミング」を見失い、連載を続けざるを得なかったのではないかと指摘している〔「伊集院光 深夜の馬鹿力」TBSラジオ 2013年12月23日放送分より〕。
2014年2月5日発売の『ビッグコミックオリジナル』2月20日号をもって976回の連載を終了。景浦のホークス退団をもって完結した〔〔。
長期連載作品としては珍しく、アニメ化などのメディア展開がほとんど行われていない。本作の公式な派生作品は2016年現在、後述するレコード作品のみである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「あぶさん」の詳細全文を読む




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