|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 型 : [かた] 【名詞】 1. mold 2. mould 3. model 4. style 5. shape 6. data type ・ 護衛 : [ごえい] 1. (n,vs) guard 2. convoy 3. escort ・ 護衛艦 : [ごえいかん] (n) escort vessel ・ 艦 : [かん] 1. (n,n-suf) warship
ありあけ型護衛艦(ありあけがたごえいかん、)は、海上自衛隊初期の護衛艦(当初は警備艦に類別)である。前身はアメリカ海軍のフレッチャー級駆逐艦で、日米艦艇貸与協定に基づき1959年に2隻が貸与された。 なお「ありあけ」の艦名は海上自衛隊護衛艦としては初代であり、2代目についてはむらさめ型護衛艦を参照。 == 概要 == 「ありあけ」は「ヘイウッド・L・エドワーズ」、「ゆうぐれ」は「リチャード・P・リアリー」として1944年1月26日と2月23日に、ボストン海軍工廠でそれぞれ就役した。後者は45年1月、フィリピン方面で日本の特攻機の突入を受け、損傷している。 第二次世界大戦後はモスボール状態にあったが59年3月11日、ロング・ビーチで日本に引き渡され、そのまま横須賀に曳航、国内で解撤工事等を施した。両艦ともこの工事で3番5インチ砲に加え、20ミリ機銃及び21インチ魚雷発射管を全て撤去し、実習員40人収容の講堂を新設した。これは本型が訓練を主任務としたためで、後に遠洋航海に「ありあけ」は3度、「ゆうぐれ」は4度参加している。なおこの際、「ありあけ」はソナーをQJAに換装した〔。 工事完了後、「ゆうぐれ」が同年12月17日に再就役した。この時点であきづき型は建造中であり、本艦は海上自衛隊護衛艦として初めて基準排水量2,000トンを超えた艦となった。「ありあけ」は公試中に主機タービン翼の折損事故を起こし、アメリカから部品を取り寄せる必要があったため、就役は翌60年4月21日と遅れた〔。 62年10月から翌年3月にかけて、両艦とも特別改装工事を施された。対空/対水上レーダー及びソナーを換装、戦闘指揮所を拡張するなどしたほか、爆雷投下軌条1基と同投射機(K砲)すべてを撤去し、代わりに対潜短魚雷落射機2基を装備した。さらに「ゆうぐれ」は40ミリ機銃2基を撤去し、ヘッジホッグ2基を搭載。前部マストは三脚檣とされ、艦容は大きく変化した。 63年末に一線を離れ、2隻で第2練習隊を編成している。しかし上記の特別改装工事で対潜前投兵器を後日装備としていた「ありあけ」は64年2月、再改装を行い、2番5インチ砲を撤去し、入手が遅れていたMk-108対潜ロケット発射機(ウェポン・アルファ)を搭載した。その後70年に、同艦は実用実験隊(開発隊群の前身)に転籍され、新兵器の試験任務に従事するようになる。翌71年にかけて艦首部分を切断・換装し、低周波遠距離用の試作バウ・ソナーT-101を装備。1番5インチ砲も撤去し、全長で5.5m、排水量で230トン大型化した。本艦でテストを重ねたT-101は、後に75式探信儀 OQS-101として装備化され、しらね型に搭載されている。 「ゆうぐれ」は70年に第2掃海隊群、72年に第1潜水隊群に移り、いずれも旗艦として支援任務に従事した。両艦とも老朽化に伴い74年3月9日に除籍、アメリカ海軍に返還された。76年に売却後、解体されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ありあけ型護衛艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|