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『ある秘密』(あるひみつ、''Un secret'')は2007年のフランスの歴史映画。ユダヤ人の精神科医で作家のが自らの実体験をもとに執筆した同名ベストセラー小説(新潮クレスト・ブックス刊)を原作としている。2007年9月3日にモントリオール世界映画祭で初上映され、同映画祭の最優秀作品賞を受賞している。また、では最多となる11のノミネートを受け、そのうち(ジュリー・ドパルデュー)を受賞している。 == ストーリー == 第二次世界大戦後のフランスで、スポーツの得意な両親を持ちながら、病弱で運動の苦手なユダヤ系の少年フランソワは、自分とは対照的な理想の兄を空想の中で作り上げていた。そんなある日、フランソワは、授業でホロコーストの映像を見ている時にユダヤ人を侮辱する言葉を口にした同級生を殴りつけてしまう。この事件をきっかけに、父の友人で家族同然の付き合いをしている独身女性ルイーズから両親が長年にわたって封印して来た過去の秘密を聞かされる。それはナチス・ドイツ占領下のフランスで起きたユダヤ人迫害の忌まわしい事実であった。 フランソワの父マキシムと母タニアは、戦争前、それぞれ別の相手と結婚していた。しかも、マキシムの妻アンナとタニアの夫ロベールは兄妹だった。マキシムはアンナとの結婚式で初めて出会ったタニアに一目で惹かれる。マキシムとアンナの間に息子シモンが生まれる。シモンは父親に似てスポーツが得意であったことから、マキシムはシモンを溺愛する。その一方でマキシムのタニアへの想いは強くなり、その想いにアンナも気付いてしまう。 ナチス・ドイツの侵攻でフランス国内のユダヤ人にも危険が迫ったことから、マキシムらはひとまず田舎に逃れることにする。先に現地に行っていたマキシムからの連絡を受け、アンナとシモン、そしてルイーズらが現地に向かう。ところがその途中で身分証の提示が求められた時、あらかじめ用意していた「フランス人」の身分証明書を提示するはずが、アンナは敢えてユダヤ人であることを示す証明書を提示し、しかもシモンを自分の息子だと言ったために2人とも掴まってしまう。そのころのアンナはマキシムのタニアへの想いや両親の行方が分からなくなっていたことなどから情緒不安定な状態に陥っていたのだ。 「フランス人」の身分証明書で逮捕を免れたルイーズはマキシムに、アンナが「間違えて」ユダヤ人の身分証明書を提示してしまったと伝える。一方、夫ロベールが収容所に入れられていたタニアも現地にやって来ていた。そして不安に沈むマキシムをタニアが慰めるうちに、2人は深い関係になってしまう。 戦争が終わり、マキシムらはパリに戻って来る。アンナとシモンの生存が絶望視される中、ロベールが収容所で病死していたことが判明する。そして、タニアがフランソワを出産すると、マキシムとタニアは結婚し、名字の綴りをフランス風に変える。 その後、成人したフランソワが、アンナと兄シモンの行方を調べると、2人はピチヴィエ収容所からアウシュビッツに送られた翌日にガス室送りになっていた。フランソワは娘にこの忌まわしい過去の話をしてやることにする。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ある秘密」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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