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海のフォアグラ(うみのフォアグラ、英語:the foie gras of the sea、仏語:le foie gras de la Mer)とは、一部の魚介類に対し、称する言葉。日本ではアンコウやカワハギなど一部の魚介類の「きも」(肝、肝臓)を珍重する習慣があり、その際に、それらの魚介類のきもを"海のフォアグラ"と呼ぶことがある。 == アンコウの肝 == 日本では、アンコウの肝臓を成型して蒸したものを「あん肝」(鮟肝、英:Monkfish liver, Ankimo)と呼び、珍味と認識されている。このあん肝は「海のフォアグラ」と呼ばれることがある。 茨城県や、下関市(山口県)などが産地で、あんこう鍋で主に食される。下北など青森では、アンコウの身と肝を合えた料理"ともあえ"(友合え)が郷土料理となっている〔水産物・水産加工品|品目別会員みやげ品一覧 全国観光土産品連盟]〕。 また、あん肝を缶詰にした加工品も生産される〔「マルハ あんきも」発売(マルハニチロ食品) 2013年8月9日 日本食糧新聞・電子版-日本食糧新聞社-食品業界ニュース〕。 あん肝は日本のフランス料理店でフォアグラ料理に似た調理が行われることもある〔<MODE PRESS特別講義>最旬!マリアージュ論:第6回(最終回)「禁断のフォアグラ・マリアージュ」 瀬川あずさ 2013年2月4日 ファッション ニュースならMODE PRESS powered by AFPBB News〕。 フランスでもアンコウの肝は食され、"Foie de Lotte" と呼ばれるアンコウの肝が売られる〔Fish Foie Gras? 2012年9月4日 『Gareth Jones Food』blog (Gareth Spencer Jones:フードコンサルタント)〕。 また、"Foie de Lotte" の缶詰(瓶詰)も生産される〔Conserverie Jean Burel Océane - Foie de Lotte 〕。 英国『Independent』紙は、アンコウの肝 (Monkfish liver) を海のフォアグラに相当すると紹介し、ロンドンでさえも手に入りにくいとも伝えた〔Monkfish liver, bacon and pea-shoot salad with a poached hen's egg - Recipes - Food & Drink By Mark Hix , Saturday 20 June 2009 - The Independent〕。 スペインではアンコウの肝を "hígado de rape" と呼び、料理に用いる〔Micuit de hígado de rape, con manzanas caramelizadas, una delicia marina, aperitivo en cuchara 2010年6月9日公表 Abuela Digital 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「海のフォアグラ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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