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『いじめてくん』は、吉田戦車による漫画作品。および主人公の名前。『コミックバーガー』(スコラ)で連載されていた。以前の作品『戦え!軍人くん』で登場した脇役キャラクターだったが、人気があったため軍人くんの打ち切り後に独立した作品として登場した。 ==概要== いじめてくんは、小型の地雷であり、生き物のように動き回る。外見は人間の頭部に細い手足が生えているような姿をしている。常に何かに怯えているようなオドオドした表情で気弱な雰囲気を放っているため、周囲の者の嗜虐心を異常にあおる。周囲の人間(時に動物も含む)がその嗜虐心に負けていじめてくんに暴力を振るうと苦悶の表情と共に爆発する。 これを開発した大佐(軍人という設定)は、いじめてくんを敵陣に放てば、敵はこれをいじめたくて仕方がなくなり大損害を被るであろうと皮算用するが、彼の目の前で部下の吉田が踏みつけ、二人は病院送りになる。 いじめてくんはその性質とは反対に心優しく気弱なキャラクターである。いじめられては爆発する自分の存在意義に疑問を抱いており、時に自己嫌悪に陥る。それがかえって周囲の嗜虐心を再びあおってしまうのだが。 作者の吉田戦車は単行本の序文において、いじめてくんという人の嗜虐性をモチーフにしたキャラクターを描くことに内心抵抗があり、当初はいじめてくんを独立した連載漫画として描くことに強い葛藤があったと告白している。 いじめてくんは、大鵬薬品工業の胃腸薬「ソルマックシリーズ」のCMキャラクターにも起用されていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「いじめてくん」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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