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ギガ(GIGA)は、いすゞ自動車が製造する大型トラックである。海外では2代目Cシリーズ及びEシリーズとして販売される。 == 歴史 == === 初代(単車系:1994年-2015年、トラクタ:1995年- ) === *1994年11月に810シリーズの後継として登場。単車の型式がKC-C##系、翌年に登場するトラクタはKC-EX#系である。型式の末尾にはモデルを表す数字が入る。(例:KC-CXZ81K1)。この数字は1型であることを意味し、ダンプなどモデルによってはアルファベットが数字の後に付く。このモデルで初めてGVW22t&25t車が登場。キャブはカーゴ用のハイウェイキャブとダンプ用のオフロードキャブの2種類を設定。ハイウェイキャブはヘッドライトがバンパー側に付いている。ドアやヘッドライト、ウインカーランプなどは同年2月に登場した320系フォワードと共通している。ダブルキャブ車のリアドアは810のものを使用。この時低床4軸車のCXH・CYH・CYJはまだ総輪同径ではなく、第1軸のみ高床車用のタイヤを装備した異径仕様だったが、後に総輪同径に変更されている。当初は5種類のグレードが用意され、スペースクルーザー(ダンプはキングダンプ)、ハイカスタム、カスタム、標準仕様、リミテッドが存在し、最上級グレードのスペースクルーザーには電動カーテンや木目調パネル、合皮巻ステアリング&シフトノブなどが装備されたが、最下級グレードのリミテッドは1人乗り仕様であった。 *1995年:セミトラクタ、全輪駆動車を追加。セミトラクタにはフロントパネルに専用のメッキモールが装備され、モールより内側の部分はガンメタで塗装されている。 *1997年:マイナーチェンジで2型となる。型式の末尾に2が入る(例:KC-EXR82D2)。セミトラクタおよびギガマックスはフロントパネルのグリルが8つに分かれた形状となる。大型トラックとしては初めて、全車に運転席SRSエアバッグを標準装備。ディスチャージヘッドライト装着。6×4セミトラクタに国内最高600PSのV型10気筒自然吸気エンジン10TD1を設定。オフロードキャブ・セミトラクタのフロントグリルを変更した。4バッグエアサス搭載のギガマックス発売。直6エンジン車はハイキャブ化され、フェンダーゴムが太い形状になっている。直6車は専用バンパーとなり、通常よりも高い位置のヘッドライト、通常よりも低い位置のナンバープレートが特徴である。 *2000年:マイナーチェンジで中期型へ。平成11年排出ガス規制に適合(KL‐)。3型となる(例:KL-EXR52D3)。ハイウェイキャブのフロントパネルのグリルが逆台形のデザインになり、エンジンは、V型が12PE1から8TD1に変更し、直6が6WA1から6WF1・6WG1に変更した。実質ほとんどのモデルが直6エンジンに移行したため、2型の直6車に準じてハイキャブが標準化された(タンクローリーなど、特装車向けに低キャブ仕様もある)。また、直6エンジンのオフロードキャブ車はハイキャブとなるため、フロントバンパーがハイウェイキャブ用のエアダムなし仕様を流用するようになった(ヘッドライト部分は目潰ししてある)。 *2003年6月:デザインに変更はないがマイナーチェンジで4型となる(例:KL-CYL23T4)。平成13年騒音規制に適合。セミトラクタ以外にもフルエアブレーキを標準化し自然吸気のV型エンジンがラインアップから外されインタークーラーターボエンジンにいち早く統一。スムーサーG設定。速度表示灯が削除されたが、ハイルーフ車にはまだ速度表示灯のレンズ形状がそのまま残っており、ボディカラーで塗装されている。 *2003年11月:6WF1型エンジン搭載車に平成16年排出ガス規制(新短期排出ガス規制)適合車を追加設定。型式は5型になっている(例:PJ-CYL51V5Z )。KL-車と外見に差異はない。 *2004年:完成車「Gカーゴ」の設定。 *2005年8月:マイナーチェンジで6型となる(例:PJ-CYJ51W6)。外見ではフロントバンパーが変更されている。1、2型の低キャブ車用のフロントバンパーを再利用し、新規部品のスペーサーを上部に装着している。灯火器の保安基準適合(オフロードキャブを廃止)。ヘッドライトより低い位置にナンバープレートがあるバンパーは消滅。全車フロントナンバープレートの位置をヘッドライトと同じ高さに統一した。フロントウインカーのレンズを2分割し、外側をウインカー、奥側をフォグランプとした。厳密にはこのコンビランプ自体は2000年MCモデルのスーパードルフィンプロフィア、スペースレンジャーの流用である(この2車のコンビランプはギガ用と外形が同一で、灯室を二分割しフォグランプを足して設計変更したものであった)。これまではキャブのブリスターフェンダーに設置されたサイドウインカーにサイドリフレクターが内蔵されていたが、このリフレクターのみをバンパーコーナーに移動する変更が行われたため、サイドウインカーのリフレクタースペースはダミーになっている。平成16年排出ガス規制(新短期排出ガス規制、PJ‐)に完全対応させる。6SD1型エンジンを6UZ1型エンジンに代替。コスト削減のために全輪駆動車が提携関係にある日野自動車のプロフィアと同様、生産中止となった。全輪駆動車が必要とされる除雪車や農畜車輌などの需要にはプロフィアと同じく、UDトラックス(旧:日産ディーゼル)からクオンの全輪駆動車のOEM供給を受ける事で対応している。 *2006年4月1日:6UZ1型エンジン搭載車に平成17年排出ガス規制適合車を追加。完成車「Gカーゴ」の装備拡充およびショートキャブ・ルーフベッド付きの「スーパーGカーゴ」の追加設定。 *2007年3月:6UZ1型エンジン搭載車が先行してマイナーチェンジ。実質的に7型だが、型式はなぜか7を飛ばして8型となっている(例:PDG-CYL77V8)。フロントリッドのグリルデザインを“6キューブ”と呼ばれるものへ変更。同時にそれまでフロントウインドウ直下に存在していた黒帯がなくなったも大きな特徴である。「GIGA」ロゴも新デザインになった。また低キャブ仕様も廃止され全車キャブの高さが統一されている。全車型が新長期排出ガス規制適合、主力車型に平成27年度燃費基準達成車を設定する。ミリ波レーダー車間距離警報装置、同クルーズコントロールを「VAT」として新開発。バンパー上部のガーニッシュはブラックからグレーに変更。 *2007年6月:6WG1型エンジン搭載車も遅れてマイナーチェンジ。トラクタには電子式車両姿勢制御システム(IESC)を新たに採用。6WF1型エンジンは廃止。 *2007年10月:危険走行時に自動的に減速し衝突被害を軽減する衝突被害軽減ブレーキを開発。IESCを単車にも展開。 *2009年2月:カーゴ系車両用ミラーが空力形状となり、ドアウインカーが法規対応(ECE/R48)のため小型化された。また、「VAT」に側方監視モニターを追加した。 *2010年5月17日:ビッグマイナーチェンジ。実質的な8型であるが、型式の末尾についていた数字が消滅(例:LKG-CYL77A)。末尾のAは初代ギガであることを意味し、ロングシャーシ以外のモデルではAの後ろにシャーシの長さを表すアルファベットが付いている。日野と共同開発した尿素SCRシステムにDPDを組み合わせ、平成21年排出ガス規制に適合。単車は原則として6UZ1型エンジンに統一。ダンプ(CXZ・CYZ)には新たに副変速機付き16段MTを設定。キャブはフロントグリル面積を拡大しエンジン冷却性能を高め、ヘッドライトをフォワード増トン仕様車と同一の物に変更。また、22.5インチホイールをJIS規格の8スタッドからISO規格の10スタッドに変更。 *2014年10月28日:一部改良。VAT・IESC(電子式車両姿勢制御システム)を標準装備化。3軸車にショートキャブを設定。 Image:Fujita Body High-jack Self Loader 002.jpg|セルフローダー PJ-CYH系 Image:SUPERAMBULANCE.jpg|東京消防庁のスーパーアンビュランス PJ-CYZorCYY系 Image:Suinankyujosha.jpg|警視庁機動隊の水難救助車 KC-CVR系 Image:Gigainterior.jpg|車内 Image:Mpdwrecker.jpg|機動隊仕様レッカー車 KC-CVR系 File:ISUZU_GIGA,_Cement_mixer_truck.jpg|ミキサー車 KC-CXZ81K2型 オフロードキャブ 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「いすゞ・ギガ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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