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『いつかギラギラする日』 は、1992年(平成4年)9月に公開された、日本のアクション映画である。深作欣二監督。 == 概要== 1980年代は主に女性映画や文芸映画を撮ってきた深作欣二が当時映画界を席巻していた松竹の奥山和由プロデューサーと組んで、久しぶりにアクション映画に挑戦した作品である〔「山根貞男、語る 『映画監督 深作欣二』をめぐって 行け行け、山羊のように」『キネマ旬報臨時増刊 映画監督 深作欣二の軌跡』キネマ旬報社、2003年、p.144〕〔樋口尚文「深作欣二全映画作品 いつかギラギラする日」『キネマ旬報臨時増刊 映画監督 深作欣二の軌跡』キネマ旬報社、2003年、pp.187-188〕。製作は、日本テレビ放送網、バンダイ、松竹第一興行。配給は松竹。 キャッチコピーは「頭蓋骨まで熱くなる。」。 萩原健一、石橋蓮司、千葉真一らのベテランギャングと、強盗ネタを持ち込む野心家の木村一八、裏切り者の荻野目慶子との間で現金争奪戦が展開される。 北海道を舞台に爆破・カーチェイスを思う存分行った。北海道が舞台になっているが撮影当時、時期はずれの台風に襲われ、北海道のほかに神奈川県三崎漁港や木更津市でも撮影されている。 ヒロインを演じた荻野目慶子は愛人の河合義隆監督が自殺したスキャンダルから1年ぶりに本格復帰〔荻野目慶子『女優の夜』幻冬舎、2002年、pp.13-14、25-27〕、それまで清純派で売ってきた荻野目と木村のベッドシーンも話題になった。本作で荻野目は日本アカデミー賞助演女優賞を受賞〔吉田豪『本人本02 hon・nin列伝 セキララなオンナたち』太田出版、2008年、pp.51-52。荻野目慶子インタビュー。〕。そして、本作の撮影を機に、監督の深作欣二と不倫関係に陥った〔。 当初は3億円の予算だったのが深作の粘りで4億8千万円となり、さらにパトカーを何十台も並べて壊すシーンのため車輌を買い取ることになり〔「映画のために自分を削る深作さんを僕は見てきた 奥山和由」『キネマ旬報臨時増刊 映画監督 深作欣二の軌跡』キネマ旬報社、2003年、pp.87-88〕、最終的に約11億円の製作費になった〔萩原健一『ショーケン』講談社、2008年、p.266〕。しかし興行的には当たらず、インタビュー本を作っていた映画評論家の山根貞男によると、深作はショックを受けたようだったという〔。さらに本作のために制作会社も1社倒産した〔。 1993年に「いつかギラギラする日2」として松竹から『非合法大陸』の製作が発表された。主演は岩城滉一と又野誠治だったが、発表の半年後に制作中止となった〔ギンティ小林「三人の優作」『映画秘宝Vol.4 男泣きTVランド』洋泉社、1996年、p.61〕。北海道を舞台とした「マッドマックス」ばりのバイオレンスアクションであり、オートバイ専門誌「ミスターバイク」にてエキストラ募集の記事が掲載された。 函館市でライブハウスシーンの撮影(実際は横浜の関内に会ったCLUB24yokohamaで撮影)に参加し、同名のまま劇中にも登場する実在のヘヴィメタルバンド「JACKS'N'JOKER」の恩田快人は、ファンである友人の付き添いでエキストラをしていたYUKIと知り合い、後にロックバンド「JUDY AND MARY」を結成した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「いつかギラギラする日」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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