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いてまえ打線(いてまえだせん)とは、大阪近鉄バファローズの打線に付いた愛称である。 == 概要 == 「いてまえ」とは大阪弁で「やっちまえ」を意味し、打線の雰囲気と地域性を同時に表すネーミングである。 この名称は、近鉄選手が相手投手を打ち込んだ際に近鉄応援団が「いてまえ〜」と掛け声をしていたことに由来し、リーグ初優勝する1979年頃に、ファンの間で自然発生的したものであると、当時の応援団長佐野正幸が書籍に綴っている〔『B.B.MOOK 169 スポーツ伝説シリーズ20 ホームランを知り尽くす 時代を超えてファンを魅了する"野球の華" --そのすべてを一冊まるごと徹底研究』ベースボール・マガジン社、2001年5月10日。雑誌コード:ISBN 4583611307。「1979年、80年近鉄バファローズ「いてまえ打線」」〕。その後、1990年代前半にマスコミの間でも広く浸透〔『感動の軌跡 大阪近鉄バファローズ創立50周年記念誌』編集・発行:大阪近鉄バファローズ。〕し、2004年の近鉄球団消滅まで使われ続けた。 そのため、「いてまえ打線」と言えば特定の布陣を指し示すものではなく、メンバーは年度によって異なる。なお、応援団は掛け声だけでなく、スタンドに「豪打いてまえ猛牛打線」の横断幕を掲げ、暴れん坊将軍のオープニング曲を使ったチャンステーマの歌詞にも織り込んでいた。 近鉄は長年、クリーンナップの長打力を重視した布陣を敷くことが多く、チーム本塁打数200本以上を3度(1980年、1985年、2001年)記録している。特に2001年時はチーム防御率がリーグ最低にもかかわらず、打線の力でチームをリーグ優勝に導いた。しかし、ただ本塁打を重視するのではなく、1番打者には俊足の選手を、2番打者には巧打の選手を必ず置いており、「いてまえ打線」の真骨頂はクリーンナップによる本塁打のみではなく、集中打による得点と、クリーンナップ以外の打者による効果的な本塁打であるとする近鉄ファンは多い。 ただし、1992年〜1994年頃のいてまえ打線はラルフ・ブライアント、石井浩郎らの長打力に、大石大二郎を中心とした機動力をミックスして得点を挙げていたが、2001年〜2002年には、ほとんど機動力に頼らず、タフィ・ローズ、中村紀洋らを中心とした長打力で得点を挙げることが多く、時代によって多少毛色が異なっている。 また、1980年代半ばから球団消滅まで、近鉄は捕手について1名を正捕手として固定起用せず、ありなしコンビに象徴されるように2名あるいは3名の併用とし続けていた(打撃、守備それぞれで突出した存在がいなかった)ために、「いてまえ打線」において捕手は下位打線を打つのが基本である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「いてまえ打線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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