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いぶり漬け[いぶりづけ]
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いぶり漬け[いぶりづけ]
いぶり漬け(いぶりづけ)は、秋田県の内陸南部地方に伝わる野菜(主に大根)を燻煙乾燥させてつくる漬物である。近年では「いぶりがっこ」としても知られるが、「いぶりがっこ」とは秋田県湯沢市下院内の漬物屋(雄勝野きむらや)が売り出したいぶり漬けの商標である。秋田の方言(秋田弁)で漬物のことを「がっこ」と呼んでいたことが、「いぶりがっこ」の名付けの由来とされる。 == 概要 == 大根などを囲炉裏の上につるして燻製にしてから、主に米糠と塩で漬けこんだもので、燻製にする点を除けば沢庵漬けと似ている。囲炉裏火の煙で燻されるため、表面に茶色あるいは黒い色が付き、味も燻製の香りがついた独特のものになる。 山間地では降雪の時期が早く、秋に採れた大根などの野菜を天日で干すことができなかった。そのため室内に吊るして囲炉裏火の熱と煙りで干したのがはじまりといわれる。雪が多いこの地方の保存食として古くから親しまれてきた。 横手市山内地区では、いぶり漬けの味を競う「いぶリンピック」が開かれる。横手市山内三又では特産品山内にんじんを使い、いぶりにんじんを作っている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「いぶり漬け」の詳細全文を読む
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