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うずまきナルト : ウィキペディア日本語版
うずまきナルト

うずまきナルトは、岸本斉史作の漫画作品およびそれを原作としたアニメ『NARUTO -ナルト-』に登場する架空の人物で、同作の主人公アニメでの声優竹内順子、「おいろけの術」使用による変化時(ギャルナルト/ナルコ)は小暮英麻ミュージカルでの俳優屋良朝幸(2006年)、松岡広大(2015年)。
== 概要 ==
木ノ葉隠れの里出身の忍者。四代目火影・波風ミナトと渦の国出身のくノ一であるうずまきクシナの間に生まれた〔火影の息子であることが公になるとナルト自身に危害が及びやすくなる可能性があったため、ナルトは両親の素性を知らされていなかった。そのため、父親の波風姓ではなく、母親のうずまき姓を名乗っていると思われるが、うずまき一族の事を知っている人物には逆効果になった事もある。〕。尾獣の一体・九尾の妖狐を宿した人柱力。後に大筒木アシュラの転生者であることを六道仙人から知られることになる。天涯孤独という設定であるが、これは連載当初の作者が「親が子を思う気持ちがわからなかった自身」の心境をそのまま反映したものとなっている〔岸本斉史さん「NARUTO」 最終第72巻発売 YOMIURI ONLINE 2015年03月05日 08時00分〕。読切版では九尾の妖狐そのものであったが「実は九尾、では読者が共感しない」という判断から連載版の設定が生まれた。
父譲りの金髪と青い瞳〔瞳の色は状況に応じて変化し、九尾の力を強く行使すると赤、仙人モードでは黄、両方を同時に使用するとオレンジになる。〕を持つ。両頬に猫髭のような3本の線があるがこれは親譲りではなく突然変異的にナルトの代から発現したものであり、これは2人の子供に受け継がれている(後述)。一人称は「オレ」。口癖は「…ってば」と語尾に「だってばよ」(これは母クシナの影響で、彼女の口癖は「だってばね」)。名前の由来は、自来也の小説『ド根性忍伝』の主人公。自来也は「ラーメンを食べながら考えた適当な名前」と流石に諭すも、ミナトとクシナ両名の強い希望により付けられる。
生まれたばかりの頃、ミナトの手によって当時里を壊滅状態に陥れていた妖怪である九尾の妖狐を体内に封印させられた〔ミナトが、自分の息子なら半分に封印した九尾のチャクラの力を使いこなせると信じて封印した。〕。そのせいで九尾の妖狐を恐れる里の大人達から迫害され、自分と同年代の子供達にも疎まれながら育つ〔疾風伝ではヨタというオリジナルキャラクターの介在によって7歳の頃には同期達と打ち解けていたが、一同はその記憶を消されたことでそうした体験が無かったことにされてしまった。〕〔三代目火影・猿飛ヒルゼンが定めた「ナルトに九尾が封じられていることの口外禁止」という掟により九尾のことは知られなかったものの、大人達のする扱いを子供達も真似ていったこともあり、子供達からのいじめを受けていた。また、ナルト自身が起こす問題行動により大半の生徒にも嫌われていたため、遊び仲間はいても親友と呼べる人物はいなかった(しかし、ヒナタやシカマルなど影ながらナルトの身を案じていた者はいた)。〕。その反動から周囲の目を自分に向けさせようと、歴代の火影の顔岩に落書きしたり、授業を抜け出したりと里の人々を散々困らせている問題児だった(飽く迄もイタズラの範疇ではあるが)。しかし、自分を認めてくれた忍者学校(アカデミー)の担当教師だったうみのイルカの存在もあって、人間的には道を外れることなく成長している〔アニメではミズキの攻撃からイルカをかばって背中に傷を負っており、ナルトの成長ぶりが描かれている。〕。また、いじめられているヒナタを助けるなど、正義感も持ち合わせている。これは、同じ人柱力として疎まれる境遇の中で生きた初期の我愛羅と違い、他者に対する深い憎しみを持っていない事がストーリー全般から見て取れる。また、プレッシャーを抱えやすく、独り奔走したり過呼吸になってしまうこともある。自来也曰く術の才能はいまいちだが、賭け事の才能はあるらしい。
夢は「先代のどの火影をも超える火影になり、里の住民全員に自分の存在を認めさせること」。また、「真っ直ぐ自分の言葉は曲げないこと」を忍道として掲げている。後に九尾チャクラコントロールの修行で母クシナに会い両親に愛されて生まれたことを知った際には夢に「父よりカッコいい男になり、母より強い忍になること」を加えている。
悪戯の一環として、全裸の女性に変身する「おいろけの術」やそれに影分身を加えた「ハーレムの術」など、大人の男性が喜びそうな術(エロ忍術)も使う。第一部では子供だったがお色気にはわずかにも興味があるらしく、女湯を覗こうとしたりするが、師匠の自来也に対してはそれを自重する様に注意している。それは第二部でも変わらず、上記の術以上のお色気忍術を開発したりと、異性に対して歳相応の興味を持っている様子であるが、自来也の著書「イチャイチャシリーズ」に関しては以前と変わらず「つまらない」と述べている。またアニメでは公衆の面前でエロ忍術を披露しようとした木ノ葉丸に対し、時と場所を選ぶようにと注意するなど周囲に気を使っている。
幽霊やお化け等の類は苦手で、恐怖による支配を得意とするヤマトにも恐れている一面がある。また、その一面はアニメで特に強調されており、おまけでは三代目火影と月光ハヤテが就寝中自宅で幽霊として現れた時にはかなり動揺していた。
幼少期から一人暮らしをしており、アパートのような建物の一室で生活している。生活費は支給されていた〔アニメの過去編において、ヒルゼンから生活費を受け取られている描写がある。〕ものの、食事は自分の好きなカップラーメンばかり食べており、消費期限切れの食材も平気で口にしていた。下忍になってからはカカシから野菜の差し入れを貰っている。
勉強の出来が悪く、特別な忍術の才能にも恵まれているわけではないが、厳しい修行の末「影分身の術」をはじめとする高度な術を習得し、窮地の際にも最後まで諦めず状況を打開するなど、並外れた根性の持ち主である。常人離れした行動力を持ち、良くも悪くも味方の運命を左右することが多いために「意外性NO.1のドタバタ忍者」とカカシ等から評され、異名にもなっている。失敗が多いが「伝説の三忍」の一人である自来也直伝の「口寄せの術」で大蝦蟇ガマブン太を口寄せする〔「ブン太が親分で、ナルトは子分」という関係で繋がっている。疾風伝において、ブン太の息子であるガマ吉がその関係を指摘している。〕。数ヶ月の期間を経て伝授された「螺旋丸(らせんがん)」も現在では使用頻度が非常に高い十八番の技になっており、後に木ノ葉丸にもナルト自ら「螺旋丸」を伝授している他、第二部では修行の末に「風」の性質変化、仙術、九尾チャクラモードなどの様々な力を会得している。型にはまらない柔軟な思考が出来るタイプ(後にシカマルからも「冷静に策を練るタイプではないが、頭はキレる方」と評されている)で、相手の術や弱点を見抜く観察眼、危機的状況でも咄嗟の機転で回避する判断力、初めて共闘する相手でもその能力を即座に理解する適応力を備えている。通常考えもしないような術の運用法をして周囲を驚かせるが、これがナルトの急成長の元となっている部分も多い。だがこの異常なまでの成長の速さが、うちはサスケのナルトに対する劣等感を生み、彼が里を抜ける一因となってしまう。香燐曰くナルトのチャクラはサスケのチャクラと正反対であり明るくて暖かいようだが、奥には(九尾の影響か)ドス黒いチャクラを感じると言う。
第一部終盤よりサスケを連れ戻すため自来也に師事し、里外で2年半にも及ぶ修行に励んで帰郷。「影分身」の応用法や幻術の解き方を覚えたり、新術を開発するなどの成長を果たす。また、彼の当初の目的は、強い忍となり里長である火影になることであったが、第二部からは復讐のため出奔したサスケを奪還することに重きを置いている。そのため上忍以上の実力を有してはいるものの、忍としてのランクは下忍のままになっている〔劇場版短編で中忍試験に参加し、本戦で木ノ葉丸相手に終始優勢を保ったが、禁止されている仙術を使ったため失格となった。〕。
第二部での砂隠れでの任務の途中、カカシにより「交わす言葉は少なくとも、誰とでも友達になってしまう」と評されている。また、後にテマリ曰く「人を変えていく力がある」とも言われ、中忍試験以降、殺伐としていた我愛羅の性格を変え風影を目指す要因になったり、里の行く末を案じていなかったチヨバアにそれをもたらすなど、出会った人間に大きな影響を与えることが多い性格の持ち主である。ペインとの対決以降、ひたすら憎悪に傾倒していくサスケとは対照的に、ある種の大人としての成長を見せるようになった。
作者の岸本曰く「ナルトに自分自身を投影している」とのことであり、人気投票の結果を見た際に「なんでいつもカカシばかりに票が集まるんだ?」と癪な思いをすることが度々あったという〔【インタビュー/前編】「NARUTO-ナルト-」原作者・岸本斉史が語る 忍の世界の設計図  CinemaCafe.net 2014年12月4日〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「うずまきナルト」の詳細全文を読む




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