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うらる丸(うらるまる)は、かつて大阪商船(現:商船三井)が所有・運航していた貨客船である。日中戦争や太平洋戦争の一時期には病院船として使用された。1944年に戦没。 == 概要 == 大阪商船の阪神~大連航路船として、1929年に三菱重工業長崎造船所で竣工。ばいかる丸の拡大改良型で、需要が増大していた大連航路の増強用として建造された。 日中戦争中の1937年~1938年は、日本陸軍に徴用されて病院船となった。 その後は通常航路に戻っていたが、太平洋戦争が勃発すると再び陸軍に徴用されて、主に輸送船として使用された。日本周辺、シンガポール、フィリピン、ラバウル、パラオ方面への輸送に従事した。一時は病院船として使用されて、白色船体に赤十字などの識別塗装がされていた。病院船として運用中の1943年4月3日に、アメリカ軍機の爆撃を受け損傷したため、日本側は戦争犯罪であるとして非難した。 1944年9月、輸送船としてシンガポールを出て、ボルネオのミリからマニラに向かうミマ11船団に参加したが、南シナ海を航行中の9月27日、アメリカの潜水艦フラッシャーの雷撃に遭い沈没した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「うらる丸」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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