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譫言 譫言[うわごと] 【名詞】 1. talking in delirium 2. incoherent muttering =========================== うわごと
『うわごと』()作品212は、ヨーゼフ・シュトラウスが1867年に発表したワルツである。代表作のひとつとして知られる。 == 概要 == 1866年、普墺戦争でプロイセン王国に大敗を喫したため、翌1867年のオーストリア帝国における謝肉祭は盛り上がりに欠けていた。そうした世相のもとで1月22日に医学舞踏会が催されることになり、主催者は「うわごと」という題名を作曲者に授けた。これに対してヨーゼフは、憂鬱な序奏から始まるこのワルツで主催者の挑戦に応えたのである。 ちなみに、ヨーゼフの兄ヨハン・シュトラウス2世が同時期に発表した『美しく青きドナウ』も、最初に付けられた歌詞は敗戦で消沈した市民を鼓舞しようとする内容であった。暗い世相のもとで作曲されたという共通点を持っているこれら二つのワルツであるが、歌詞付きの『美しく青きドナウ』はあまり演奏の機会がなかったのに対して、この『うわごと』は当初から一定の評価を得たとされる。 演奏時間はおよそ8分30秒である。ウィーン情緒に加えて、序奏でトレモロによって不安げな雰囲気が醸し出され、主部は変化に富んだ4つのワルツで構成される。これらによって夢のもつれが絶妙に描かれており、ワルツは全体的にどこかミステリアスな雰囲気を帯びたものになっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「うわごと」の詳細全文を読む
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