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うわなりうち : よみがなを同じくする語

後妻打ち
うわなりうち : ミニ英和和英辞書
うわなりうち[うわなりうち]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


うわなりうち : ウィキペディア日本語版
後妻打ち[うわなりうち]

後妻打ち(うわなりうち)とは、日本中世から江戸時代にかけて行われた風習のこと。夫がそれまでの妻を離縁して後妻と結婚するとき、先妻が予告した上で後妻の家を襲うというものである。
== 解説 ==
「うはなり」(うわなり)とは後妻のことで、かつては妻がいる上にさらに迎えた女性(など)を「うはなり」といったが、のちに先妻と離婚して新たにむかえた女性を「うはなり」といった。この「うはなり」を先妻が打擲することを古くは「うはなりうち」と云い、『御堂関白記』や『宝物集』などに「うはなりうち」のことが記されている。
この「うはなりうち」は時代が下ると大掛かりなものとなり、江戸時代の『昔々物語』には、後妻打ちについて「相応打」(または「相当打」)と称し以下のように記す。

これによれば後妻打ちは、男性が妻を離別して一ヶ月以内に後妻を迎えたときに行われる。まず前妻方から後妻のもとに使者が立てられ、その口上で「御覚悟これあるべく候、相当打何月何日参るべく候」と後妻打ちに行く旨を知らせる。当日、身代によって相応な人数を揃えて主に竹刀を携え、後妻方に押し寄せ台所から乱入し、後妻方の女性たちと打ち合う。折を見て前妻と後妻双方の仲人や侍女郎たちがともにあらわれ仲裁に入り、双方を扱って引き上げるという段取りであった。「待女郎」とは婚礼のとき、新郎の家に来た新婦を家内へ案内する女性のことである。『昔々物語』は享保17年(1732年)頃の成立といわれており、それに従えば上に記される「百弐三拾年以前」の「うはなり打」とは、およそ慶長のころ以前の話となる。また最後に「百年斗已前は透(過ぐ)と是なし」ともあり、このような後妻打ちの習俗が寛永を過ぎた頃にはすでに絶えていたのがうかがえる。
なおNHKの歴史番組「タイムスクープハンター」の「修羅場!決戦の妻たち」の回(2011年6月9日放送)では、後妻打ちをドラマ化したものが放送された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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