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おお牧場はみどり(おおまきばはみどり)は、スロバキアおよびチェコ東部モラヴィア地方(ホレラ・リプカ、ホレラ=菩提樹が燃えていた、燃えていた= - スロバキア語原題 : Horela lipka, horela / チェコ語原題 : Hořela lipka, hořela)と、チェコ西部ボヘミア地方(アイ、ルーチュカ、ルーチュカ・シロカー=ほら牧場、広い牧場= - チェコ語原題 : Aj, lúčka, lúčka široká)の民謡の邦題。日本語版は中田羽後が作詞した。 ==概要== スロバキアやチェコの農村地帯で古くから親しまれていた民謡で、両国では現在も民俗歌謡祭などでよく歌われている。19世紀末から20世紀初頭にかけての移民によってアメリカにもたらされ、牧場での集団労働を賛美する労働歌風の「ああ、美しい牧場」(英語原題 : Ah, Lovely Meadows)に改作された。 日本語の「おお牧場はみどり」は、大正時代に留学で渡米した経験を持つ牧師の中田羽後が、アメリカの"Ah, Lovely Meadows"の英語詞を下敷きに「ああ牧場はみどり」として3番構成の歌詞を作ったもの。第二次世界大戦後、日本YMCA編集の歌集に掲載され、うたごえ運動の隆盛を背景に各地の歌声喫茶で広まった。さらに1961年4月3日にはNHKが『みんなのうた』第1回放送の最初の歌として紹介し、この時題名と歌詞が「おお牧場はみどり」に改められた〔NHK「みんなのうた」50周年(1) 志村建世(元NHKディレクター)、『志村建世のブログ』2011年3月5日付〕。学校教科書にも掲載されたことで母国以上に親しまれる歌となった。 NHK紅白歌合戦では、1956年・第7回にて藤山一郎が「あゝ牧場は緑」の曲名で歌い、2002年・第53回においてもコーナー企画「憧れのTVヒーロー&ヒロイン50年ショー」の中で歌われている(歌手:東京放送児童合唱団〜保田圭・吉澤ひとみ・高橋愛・紺野あさ美・小川麻琴・新垣里沙(モーニング娘。))。 チェコおよびスロバキアでは、自国の"Horela lipka, horela"や"Aj, lúčka, lúčka široká"の曲がアメリカや日本に伝わっていることは広く知られておらず、ドナルド・ラムズフェルド米国防長官(当時)がNATO大使時代の1973年に歌詞を覚えたという"Aj, lúčka, lúčka široká"をチェコの記者に歌ってみせた〔Rumsfeld pěl: Aj lúčka, lúčka široká(ラムズフェルドは歌った:アイ、ルーチュカ、ルーチュカ・シロカー) チェコ通信社(Česká tisková kancelář)、2005年10月28日付、Aktuálně.cz(チェコ語)〕ことや、"Horela lipka, horela"と「おお牧場はみどり」との関連についての日本人研究者の言及〔„Horela lipka, horela je originálna slovenská pieseň," vraví japonská profesorka(「ホレラ・リプカ・ホレラはスロバキア発祥の歌」と日本の教授は話す) KOZAR紙、2001年11月8日付(スロバキア語)〕などが話題として報じられている。一方日本国内では、文献やインターネット上で、元の2曲の取り違えや憶測、曲解にもとづく伝聞を元にした「原曲は猥歌」「卑猥なため現地では子どもに歌わせていない」といった根拠のない流言飛語がいまなお絶えない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「おお牧場はみどり」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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