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荻野屋
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株式会社荻野屋(おぎのや)は群馬県安中市松井田町横川に本店を置いて、おぎのやの名で駅弁「峠の釜めし」を製造・販売している業者である。関連会社に、サービスエリア内の飲食店やドライブインの運営を行う「株式会社おぎのやドライブイン」などがある。 == 会社概要 == 1885年に信越本線の横川駅駅前に本店を構え創業。 信越本線横川 - 軽井沢間は、碓氷峠に阻まれ1997年(平成9年)10月1日の北陸新幹線高崎 - 長野間先行開業までは、全ての列車が1963年のアプト式廃止までは電気機関車をED42形などの区間専用車への付け替え、それ以後はEF63形補助機関車の連結を行っていた。そのため当駅の停車時間が長く駅弁を販売するに適していた。駅弁を売り終え、列車が発車する際には、販売員一同が整列し、列車がホームを去るまで深々とお辞儀をするのがお決まりであった〔このお辞儀は、関水金属が販売した荻野屋を模した駅弁売りの人形でも再現されたほどである。〕。 しかしながら業績は必ずしも好調ではなく、脚光を浴びるようになったのは1957年に峠の釜めし〔考案したといわれる田中トモミ元副社長は現在全国で講演活動を行っており、1988年に「天からの贈り物」で日本エッセイストクラブ賞を受賞。〕を発売して、ヒットを飛ばしたことによる。 1967年には当時の同社経営者をモデルとしたテレビドラマ『土曜劇場「釜めし夫婦」』がフジテレビ系列で放映された。この作品が「峠の釜めし」と「おぎのや」の存在を全国に知らしめた。 自動車社会の到来にあわせ、国道18号脇に工場兼ドライブインを建設する拡大路線をとり、軽井沢へ向かう多くの観光バスが食事休憩に立ち寄る名所にまで成長させた。上信越自動車道開通後はサービスエリアや軽井沢各所への出店により、自動車の流れが横川をスルーしたことへ対応している。ドライブイン展開の経営路線はその後拡大され、長野県各所にドライブインを有している。北陸新幹線の先行開業に伴う横川 - 軽井沢駅間の廃止により動向が懸念されたが、このように横川駅での駅弁販売以外の売り上げを7割以上に高めていたことにより、経営への影響は最小限であった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「荻野屋」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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