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おごと温泉駅(おごとおんせんえき)は、滋賀県大津市雄琴北一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)湖西線の駅である。 == 歴史・概要 == 日本国有鉄道湖西線開業と同時に、雄琴駅として開業したのが始まりである〔。 この開業時の駅の駅名は、小槻宿禰今雄が西暦9世紀後半頃に開発を始めたとされる当地が、彼らが演奏した琴に由来するとも言われる「雄琴」という地名によるものであった〔。 この雄琴地区には、863年(貞観5年)に小槻宿禰今雄によって創建された法光寺の境内に霊泉があることが古くから知られていたが、大正時代に当地区の湧水がラジウム温泉に当たることが確認されたことから、1925年(大正14年)頃から急速に温泉地として発展し始めた〔。 ところが、1966年(昭和41年)に風俗営業法が改正されたことを受けて滋賀県が当地の一角を特殊浴場の「禁止除外区域」に指定したことから、風俗産業の進出が急増して歓楽街化が進み、1979年(昭和54年)には49軒の特殊浴場が立地するに至った〔。 その結果、当地を訪れる客は男性客に偏ることになり、「雄琴」という地区の印象が大きく変化することになった〔。 こうした「雄琴=歓楽街」という印象からの脱却を目指した温泉街は、女性や家族向けを意識した新たな旅館名へ変更すると共に建物の改装なども進め、さらに旅行会社や各種のメディアなども通じて印象の転換を図った〔。 その一環として当駅の名称の変更を働きかけることになり〔〔“宿泊客が過去最高 駅名改称など功奏す 昨年1年44万9000人 おごと温泉”. 中日新聞 (中日新聞社). (2011年1月27日)〕、地元側が32,000人分の署名と要望書を集めて駅名変更を申し入れ〔“「JR雄琴」駅名変更を 5ヶ月で3万2000人署名”. 京都新聞(京都新聞社). (2004年9月4日)〕、 2006年(平成18年)秋の新快速敦賀延長のダイヤ改正時に西大津駅の大津京駅への改称と合わせて行う方針を2005年(平成17年)9月に大津市長が市議会で表明し〔“来秋にも改名へ 西大津駅→大津京駅 雄琴駅→おごと温泉駅 琵琶湖環状腺開業合わせ 大津市長が答弁”. 京都新聞(京都新聞社). (2005年9月16日)〕、経費を大津市が負担する方針を示したが〔“JR駅名変更要請 西大津→大津京 雄琴→おごと温泉 来秋実現へ大津市経費負担”. 読売新聞(読売新聞社). (2005年11月11日)〕、2006年(平成18年)1月に駅名変更を先送りすることになった〔“JR駅改称 市が先送り 琵琶湖環状線今秋開通で 「西大津」→「大津京」「雄琴」→「おごと温泉」”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2006年1月25日)〕。 その後、2007年(平成19年)2月19日に大津市が駅名変更費用を新年度予算に計上し〔“「西大津」→「大津京」駅 「雄琴」→「おごと温泉」駅”. 読売新聞(読売新聞社). (2007年2月20日)〕、。2008年(平成20年)3月15日のダイヤ改正時に当駅を「おごと温泉駅」へ改名した〔。 当駅の駅名改称を含めたイメージ転換の戦略が功を奏し、2010年(平成22年)には宿泊客数が約44.9万人と、統計のある1989年(平成元年)以降で過去最高を記録した〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「おごと温泉駅」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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