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綱木川ダム(つなきがわ-)は山形県米沢市簗沢字糸畔地先、一級水系 最上川水系鬼面川右支大樽川の小左支川である綱木川に建設されたダムである。 == 沿革 == 最上川水系上流部にあたる米沢盆地は最上川を始め鬼面川・羽黒川・置賜白川が合流する地域にあたる。このため豪雨が降るとたちまち水害が発生する常襲地帯でもあった。治水対策としては古くは米沢藩政時代に直江兼続による築堤事業などが行われていたが、その後も水害に悩まされていた。1967年(昭和42年)8月28日の羽越豪雨によって甚大な被害を受けたのち、建設省(現・国土交通省)によって置賜白川に白川ダムが建設され、置賜白川の水害は減少、羽黒川や鬼面川についても堤防整備を行い、次第に水害による大きな被害は減少していった。だが、米沢市を中心とする置賜地域は人口の増加が顕著となり、住宅地の拡大は治水安全度を低くしていったが堤防を建設する用地取得が次第に難しくなっていた。 加えて、米沢市や南陽市、東置賜郡の人口増加によって、従来河川の表流水に依存していた上水道は次第に逼迫。この為1975年(昭和50年)に完成した水窪ダムにその水源を求め、需要に対処した。だがそれでもなお上水道の需要は増大し続け、新たな水源確保が必要となった。こうした事から山形県は最上川上流部の主要支川である鬼面川流域に補助多目的ダムを建設し、置賜地域の治水と利水に対応しようとした。調査の結果右支川である大樽川の小左支川である綱木川にダム建設の適地があったことから、この地にダム計画が持ち上がった。これが綱木川ダムである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「綱木川ダム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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