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おながわさいがいエフエム(女川さいがいFM、女川災害FM)は、宮城県牡鹿郡女川町を放送対象地域として、2011年4月21日から2016年3月29日まで運営された臨時災害放送局である。閉局以降は、オナガワエフエムとして、東北放送やインターネットなどで情報発信を続ける。 == 概説 == 2011年(平成23年)3月11日、東日本大震災による大津波にて流出した町の防災無線にかわる情報伝達手段として開局。設立にあたっては同町出身の松木達徳と、FM世田谷やFMたちかわなど多くのコミュニティFM立ちあげ経験を持つ放送作家トトロ大嶋。が中心となった。 同町に在住する10 - 30代の若者たちが取材から番組制作・アナウンスまでを一括して担当し、24時間体制で放送を行なっている。主な番組内容は町からのお知らせやライフライン情報、町民からのリクエスト、インタビューなど。県外に支援スタッフがいる利点を活かし、2012年10月20日に開催された「おながわ秋刀魚収獲祭in日比谷公園」など、遠隔地で開催される女川町関連イベントの取材や生中継なども積極的に行なっている。 開局から2012年4月20日までは同町女川浜字大原の女川町立女川第二小学校敷地内にスタジオを設置。その後用地の使用期限満了にともない、2012年7月10日から2015年4月30日にかけては同町鷲神浜字堀切山の女川町地域医療センター敷地内にスタジオを設置し、2015年5月1日からは、ふたたび同町女川浜字大原の女川町役場敷地内に再移転した。 放送自動運行システムには、伊藤正史開発のMaitouAPCを使用。これはフジテレビの技術社員として勤務する伊藤が個人で開発したものを提供しており、この取り組みは同局の『新・週刊フジテレビ批評』でも取り上げられた。 新聞、雑誌、テレビ、ラジオなどでもその活動が多数取り上げられており、NHKの『クローズアップ現代』で「女川災害FMの3か月」、その後、「がんばっぺラジオ」と題した密着ドキュメントが、また日本テレビの『真相報道 バンキシャ!』でも高校生アナウンサー・阿部真奈への密着ドキュメントがそれぞれ放送され、話題となった。また2013年3月26日には、女川さいがいFMとその女子高生アナウンサーをモデルとし、刈谷友衣子や吉田栄作らがFMのメンバーを演じたテレビドラマ『ラジオ』がNHKで放送された。このドラマは第50回ギャラクシー賞の年間優秀賞を獲得し、繰り返し再放送されるなど大きな反響を呼んだ。 2016年(平成28年)3月29日をもって放送を終了した。当日の最後の放送には女川町長の須田善明が生出演し、閉局を迎えるにあたっての思いを語り、最後の1曲として、「震災後、自粛を余儀なくされてきたが、待ち望んだ1曲。女川さいがいFM閉局のタイミングだからこそかけられる1曲」「名曲がある。その曲に罪があるわけじゃない。歌い継がれ、語り継ぐことに意味があり、人々の心に届く」と前置きし、震災以降メディアで流すことやアーティスト自身が演奏することを自粛されていたサザンオールスターズの「TSUNAMI」がOAされた〔女川さいがいFM閉局でサザンの「TSUNAMI」 日刊スポーツ 〕。なお、それに対する抗議や非難の手紙・メールは一切なく、むしろ歓迎する内容のものが多かったという〔最後の曲はTSUNAMI 5年ぶりに流れたメロディー 被災地・女川のFM局 47NEWS 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「おながわさいがいエフエム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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