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おにいさまへ…
『おにいさまへ…』は、池田理代子による日本の漫画作品。『週刊マーガレット』(集英社)にて、1974年12号から39号まで掲載。互いに愛憎の念をむき出しにする上流階級の少女たちの姿を通して、上流階級の品格の欺瞞性や家柄や血統にこだわることの愚かさを主人公の目を通して描写している。1991年にアニメ化されている。アニメはフランスでも放映されたが、子供が見るのにふさわしくないという理由で途中で打ち切りになった〔豊永真美(昭和女子大現代ビジネス研究所研究員)アニメ!アニメ!ビズ、2015年4月12日〕。 == あらすじ == 高校受験を控えた中学生・御苑生奈々子は、進学教室で講師のアルバイトをしていた大学生の辺見武彦に「自分のおにいさまとなって、文通してほしい」と申し出る。武彦はこれに応じたことで、奈々子との文通を始める。 そして、晴れて名門女子校・青蘭学園高等部に入学できた奈々子は、クラスメイト・信夫マリ子から、学園の特権組織で、選ばれた生徒のみが入会を許される社交クラブ・ソロリティの存在を聞かされる。自分とは無縁の世界と思っていた奈々子だったが、なぜかソロリティ会長にして生徒会長・一の宮蕗子の推薦でソロリティへの入会を半ば強制される。そこで、奈々子は蕗子から寵愛を受けるが、嫉妬した生徒たちからの嫌がらせを受けてしまう。そんな彼女の心の支えは、彼女に異常に執着するマリ子とソロリティの存在に反対する折原薫だった。さらに、全校生徒から「サン・ジュストさま」として憧れを一身に集めている朝霞れいもまた、奈々子に対して公平な態度で接し、時にはちょっかいを出してくるのだった。 奈々子は、ハスキーボイスでクールな印象を与えるれいに惹かれ、色々と身の回りの世話を見るなどするようになるが、彼女の生活は予想以上に殺伐としたものだった。やがて、奈々子はれいが置かれた複雑な環境と武彦と学園の関係を知ることになる。それは奈々子にとって衝撃的なものだった。そして、奈々子の周囲でさらに衝撃的な出来事が起こる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「おにいさまへ…」の詳細全文を読む
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