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おほつぶね : ウィキペディア日本語版
おほつぶね
おほつぶね(おおつぶね、生没年不詳)は、平安時代前期の女流歌人
後撰和歌集』や『大和物語』などによれば、在原棟梁の娘〔『後撰和歌集』二荒山本・片仮名本に「むねやながむすめ」とある。〕で、「おほつぶね」は幼名という。あるいは藤原敦忠母の妹〔『大和物語』14段に「本院の北の方(在原棟梁女=藤原敦忠母)のみおとうと(妹)の、童名をおほつぶねといふいますかりけり」とある。〕とも、藤原敦忠母と同一人物〔顕昭『勅撰和歌集作者目録』に「オホツブネ 左大臣時平室、中納言敦忠母、元大納言国経室也」とある。〕とも言われる。陽成院の側妾だったこともあったらしい〔『大和物語』より。〕。
勅撰和歌集では『後撰和歌集』に3首入集。平貞文貞元親王らと交流があったらしい。
* 人はいさ我はなき名の惜しれば昔も今も知らずとを言はむ(『後撰和歌集』634)〔貞元親王との贈答歌。〕
== 脚注 ==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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